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出版社内容情報
本格弦楽ジュブナイル、演奏開始!!
ジュニアコンクールでの優勝、
10歳にしてヴァイオリニストとしてデビューと
幼くして「天才」と称えられた久保提凛音(くぼてりお)。
将来を約束されたかに思われた彼女の演奏家人生は、
しかし中学一年生にして行き詰まってしまう。
自分の“音”に迷いを抱え、ついにはステージ恐怖症となり
都会の空気が合わない身体になってしまった凛音は、
母親の故郷である田舎町に逃れることになる……
その地で彼女が出会った少年・朝倉てんは、特別な“耳”を
持ち、亡くなった母親の“音”を探している少年だった。
自分の音を見失ったヴァイオリニスト少女と、
母親の音を探す楽器素人天然素材少年。
2人が出会ったとき、田舎町の高き空に
ハーモニーが響き出す!
ボーイ ミーツ ガール、弦楽青春ストーリー
ここに開幕!!
【編集担当からのおすすめ情報】
連載デビュー作である前作『星間ブリッジ』で見せた
新人離れした画力に更に磨きをかけたきゅっきゅぽん氏が、
自身も演奏経験がある“弦楽”を題材として
思い入れたっぷりにストーリーを紡ぎます。
情感溢れる筆致に注目いただきつつ、
この生まれたばかりの物語を、是非お楽しみください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいと
16
絵はふくやまけいこ先生、話はピアノの森を思い出した。うーーーん。あまりハマらなかった。作者の名前、きゅっきゅっぽんのが言いやすいよなー。2020/04/05
緋莢
8
綺麗な音を求める少年・朝倉てんと、天才ヴァイオリニストとして若くして、いくつものコンクールを制しながらも目標を見失ってしまった少女・久保提凛音が出会うことから始まる物語。音楽ものという事で興味を惹かれて手に取ったのですが…う~ん、絵は悪くないし、ストーリーも目新しくはないものの、ひどいとまでは。でも、しっくり来ない。そんな感じのまま読み終わってしまいました。個人的に演奏描写に惹かれなかったのもマイナス。曽田正人っぽい絵(こっちの方がもっと軟らかい)だな、と感じたのですがアシスタントか何かしてたのでしょうか2020/08/05
kenitirokikuti
8
ウイルス休みによりゲッサン半年分がアプリで一時開放されて知った本作。ついでに前作も公開になってラッキーであった。著者は武蔵美の日本画専攻で、前作は少し絵画がからむお話だった。本作は弦楽のお話だが、あとがきによると子どものときバイオリンを習った経験あるそうな▲ソリストでなくカルテットのお話になるようで、表紙のコ、野生児くん、若い先生、もうひとりの男子。作中で野生児くんが「四季」のレコードを聴いており、うちにもイ・ムジチのテープがあった。チェンバロという楽器の知識がなくて、どんな楽器の音が分からなかったなぁ2020/03/17
すぱちゃん
8
久保堤凛音はバイオリンの天才少女として10歳でオーケストラデビューを果たしたが、その後行き詰まる。田舎町へと移住。そこで亡き母の音を探す朝倉てんと出会う。そこで生まれ始めるハーモニー。てんは生まれついてのハーモニーを醸す才能を持った少年のように、見受けられる。「ピアノの森」とはまた違った天才音楽家の話になるんじゃないかな?楽しみです。2020/03/13
葉鳥
7
絵の雰囲気が好きなのとバイオリンが題材のようだったので読んでみた。天才少年と秀才少女が交流の中でお互いに成長していく話になるのかな?てんがバイオリンの音と母親を重ねているのは、母がバイオリンを演奏していたからなのか、少し気になるところ。心の声がキャラとなって出てくるノリがなんだか懐かしく感じた。2024/09/07