出版社内容情報
ギフテッド親子に贈る応援の書
幼児期から高い知能を示し、絵にも突出した才能を示していた少女、小川結衣。彼女はその能力と発達のアンバランスさゆえ、徐々に学校生活に適応できなくなり、小学5年生の春、ついに不登校になってしまう。困り果てた結衣とその母・さやかだったが、ある日、ギフテッドの子供たちのために居場所を提供している人物と出会う。その出会いが結衣の人生を大きく変えることになろうとは、その時の彼女は思いもしなかったーー。
本書は、こんなストーリーのマンガで始まります。
その後の解説本文では、最新の研究成果と知見を踏まえ、ギフテッドを理解するための基礎知識を専門用語を避けてわかりやすく解説。さらに、当事者たちの「生きづらさ」を「らしさ」に変えるために必要なサポートのあり方についても提案します。
マンガのストーリー後半、結衣とその仲間たちの成長を支えたものは、一体、何か?
最強の制作チームがお届けする最強の「ギフテッド理解&支援入門書」です。
【編集担当からのおすすめ情報】
マンガは、ビッグコミック連載作家・黒川清作先生による渾身の描き下ろし。ギフテッドのみならず、「全ての子供の成長に必要なもの」が生き生きと描かれています。本文も、最新の研究成果や知見を踏まえた実用的かつ温かい内容。今後、ギフテッドへの関わりや支援を考える上で、1つのスタンダードになる本だと考えています。
内容説明
能力ゆえの生きづらさを理解し、寄り添うための本。
目次
第1話 「ふつう」が私を苦しめる
第1章 ギフテッドの「生きづらさ」(ギフテッドとは、どんな子?;知能が高いとは、どういうこと?;ラベリングが必要な理由;日本でもギフテッドの論議がスタート;3つの「生きづらさ」 ほか)
第2話 それぞれの居場所、虹色の絆
第2章 「生きづらさ」を「らしさ」に(家庭にギフの湯を出現させるには?;ギフテッドの社会性の発達を考える;「生きづらさ」を「らしさ」に)
著者等紹介
片桐正敏[カタギリマサトシ]
北海道教育大学旭川校教授。2011年、北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。専門は、臨床発達心理学、発達認知神経科学、特別支援教育。基礎的な研究と併行して、臨床研究も行っている。発達障害のある子どもやギフテッドの相談支援活動も行っている
楢戸ひかる[ナラトヒカル]
ライター。息子の通級をきっかけに、「特別な教育ニーズのある子どもたち」を軸に教育記事を執筆。通級を経験した母親として、当事者目線の発達障害理解教育の講師活動も行っている。主婦業の最適化を考えるサイト「主婦er」運営中
黒川清作[クロカワセイサク]
1981年千葉県館山市生まれ。漫画家。「ビッグコミック&ビッグコミックオリジナル 連合企画 合同新作賞」で入選受賞後、「ビッグコミック増刊号」(小学館)にて読切の掲載を経て、2019年6月より「ビッグコミック」にて連載デビュー作となる『江戸城再建』を連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mataasita
たろーたん