歌集 悪友

個数:

歌集 悪友

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文はお受けできません。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5変判/ページ数 128p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784863854055
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

目次

名画座
悪友
はためく
飛び級
海鳴りの語尾
戯れに花
猫はどこへ行く
20ゼーロを賭けて 漫画・アニメ『血界戦線』より
さらば楽園 漫画『ハイキュー!!』より
DUNKIRK 映画『ダンケルク』より
サードランナー 漫画『おおきく振りかぶって』より
Krakow
いつかの冬
ゴーレム
メフィスト
由来
虹を
強くてニューゲーム
でも窓辺から
天国と春服
短い脚立
幽霊とスノードーム
生前

著者等紹介

榊原紘[サカキバラヒロ]
1992年愛知県(三河)生まれ。2012年「京大短歌」に参加。2015年未来短歌会(黒瀬欄)に入会。2019年第2回笹井宏之賞大賞受賞、第31回歌壇賞次席。現在は同人「遠泳」にのみ参加している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だまし売りNo

15
「ローソンが潰れてできた大きめのローソン 性善説を信じる」(32頁) 神の見えざる手が働く市場の性善説を信じたくなる出来事である。日本では市場原理を敵視する公務員的管理主義の発想が根強い。店舗の新規出店を市場原理に委ねると、チェーン店が個人経営を店舗を駆逐する一方、チェーン店は採算が取れなくなれば簡単に撤退してしまい、住民は買い物難民になるとする類の見解である。しかし、市場原理は需要があれば需要に応えるものである。むしろ、公務員的な管理主義は需要ではなく現状の供給から逆算して考えがちである。2021/09/28

冬見

13
「傘のなか青信号を待ちながらきみには告げないきみの悪癖」「ほの暗い眼窩に月を嵌め込んでゆるされずともこの道を往け」「魂に骨があったらいいのにね。焼け残ったらお守りにする」「楽になってほしいだなんて 憎しみの眼窩に嵌まる月をください」生々しい傷痕のような歌。2021/01/16

inarix

8
日々過ぎてゆく風景を、季節のふるまいを、心の揺らぎを、言葉の持つ鋭さを、生のままにちぎっては投げ、ちぎっては投げて、読者にぶつけてくるような330首の短歌。つぶやきよりももっと鮮明に、歌うよりももっと鋭利に、忘れたくない記憶や感情はみぞひともじに凝縮されて、たくさんの人に詠まれて永遠になる。今SNSを通して20代・30代におきているという短歌ブーム。実際、若い歌人さんたちの歌集を読むと本当に心揺さぶられることが多い。友人や恋人とのひとときを読んだであろう歌にも、どこか付きまとう寂しさが棘のように引っかかる2023/08/28

駒場

6
「わかりやすい」短歌集だなと感じるのは私がオタクでありこの人がオタクだからであろう。『おおきく振りかぶって』や『ゴールデンカムイ』を題材にした歌もあり(後者は明言されていないが)、創作活動をしているオタクも手に取りやすい歌集。ウェットな感情を歌いながら、そこに男女の肉欲っぽさが滲まないのが読みやすさの理由かもしれない。/悪友の悪の部分として舌が西陽の及ぶ部屋でひかった/もう寒い海にあなたを連れていき結婚式の日にちを訊いた/立ちながら靴を履くときやや泳ぐその手のいっときの岸になる2023/12/21

ぱせり

4
怒りや苦しみは、歌になったときから、瑞々しいほかのものに変わっていきそうではないか。書き残した(いや詠み残した?)瞬間瞬間の欠片から、小さな緑が芽吹いていきそうな、こんな風に言ったら叱られるかもしれないが、その怒りは、歌になるとき、ぎゅっと詰まった小さな種にもなるのではないか。2021/10/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16243261
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。