出版社内容情報
菊池学級の秘密を22の式と数字で解く
菊池省三先生は、北九州市の家庭環境が厳しい子供たちが集う小学校で、「ほめ言葉のシャワー」によって、学級崩壊を次々に立て直しました。この実践が、2012年、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』で取り上げられ、全国的に注目されるようになりました。
『総合教育技術』は、この実践をジャーナリストの関原美和子氏の協力によっていちはやく連載記事とし、詳細にレポート。大好評を博し、現在も『菊池省三の学級づくり方程式』として継続連載中です。
本書は、『総合教育技術』の連載を中心にまとめた単行本『菊池省三流奇跡の学級づくり』(2014年刊)に続く第2弾の書籍です。
【編集担当からのおすすめ情報】
菊池先生が現役教師として教壇に立った最後の2年間の記録でもあります。さまざまな問題を抱えた子どもたちが、菊池学級のなかで立ち直り、成長していく姿は感動的です!
菊池 省三[キクチ ショウゾウ]
関原 美和子[セキハラ ミワコ]
内容説明
荒れた学級はどうして「成長の教室」へと変わるのか?子どもたちの変容はなぜ生まれるのか?菊池学級での“感化”の実践を式と数字への22のたとえで解き明かす。
目次
第1章 成長しつづける学級をつくる方程式(学級づくりの核となるコミュニケーション力を育む“思いやり”―コミュニケーション力=(内容+声+態度+α)×相手への思いやり
1年間に交わされるほめ言葉は、価値ある宝物―30×30×5
子どもの「事実」を書き留め、指導に役立てる―プラス面:マイナス面=6:4
わずか0.02の日々の差が、1年後に大きな成長の差を生む―「0.99」と「1.01」の法則 0.99の365乗=0.03 1.01の365乗=37.78 ほか)
第2章 成長しつづける人間を育てる方程式(進むべき成長の方向性を示す選択肢―AとBの2つの道;生活面・学習面の2つの視点で、子どもと一緒につくる―2つの学級目標と学期目標;子ども側に立った「学ぶ」視点で、めあてを考える―5つの授業の「めあて」;話し合いで「自分で考え続ける子ども」を育てる―「絶対解」と「納得解」、2種類の話し合い指導 ほか)
第3章 貧困の現場から考える3つの解法
著者等紹介
菊池省三[キクチショウゾウ]
1959年、愛媛県生まれ。山口大学卒業後、北九州市の小学校教諭として崩壊した学校をこの20数年で次々と立て直し、その実践が注目を集める
関原美和子[セキハラミワコ]
教育ジャーナリスト。1964年、東京都生まれ。日本女子大学文学部教育学科卒。教育専門紙記者、出版社編集者を経て、フリーのライター・編集者になる。教育問題やNGO活動を中心に幅広く取材、執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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