出版社内容情報
学びの共同体、その改革の実像
日本およびアジア各国で学校現場の教師たちに的確な助言と協力を惜しまず、「教師の教師」として絶大な信頼を得ている「行動する教育学者」・佐藤学氏(学習院大学教授 東京大学名誉教授)。佐藤氏が主唱する「学びの共同体」の実践は、日本国内はもとよりアジア各国へと燎原の火のごとく広がっています。
本書は、子どもの貧困、学力の低下、自己肯定感の低下など幾多の困難に立ち向かう日本各地の多くの小中学校などを佐藤氏が3年間に渡り訪問。その実情をレポートした記録です。
「学びの共同体」の実践が、いかに行われどのような成果を上げているのか、そして課題はどこにあるのかを、具体的にレポートすることを通し、「学び合う教室・育ち合う学校」という言葉に象徴される、近未来の学校のあるべき姿を探ります。
巻末には学校管理職に役立つ実践論文「質の高い学びの創造」を収録。
佐藤 学[サトウ マナブ]
著・文・その他
内容説明
教室の小さな学びの事実が明日の学校を準備する。子どもの貧困と低学力に立ち向かう学びの共同体の実践は、活動的で協同的で反省的な学びによって、子ども一人ひとりの学びの尊厳をとりもどし、教師の専門性と同僚性を育てて、学校と教室の明日への希望を生み出している。
目次
第1部 学び合う教室(授業を変える・教師が変わる・学校が変わる;ジャンプする学びの創造;真正の学びを求めて ほか)
第2部 育ち合う学校(学び合う教室を求める地域からの改革;学校改革の再出発としての4月;穏やかで柔らかに学び合う生徒たち ほか)
第3部 アジアに広がる学びの共同体(疾走する中国における学校改革のヴァイタリティ;韓国における革新学校による改革ネットワーク;インドネシアにおける学びの共同体の改革 ほか)
著者等紹介
佐藤学[サトウマナブ]
1951年広島県生まれ。教育学博士、学習院大学教授、東京大学名誉教授。三重大学教育学部助教授、東京大学教育学部助教授、東京大学大学院教育学研究科教授を経て現職。アメリカ教育学会名誉会員、全米教育アカデミー会員。日本教育学会前会長、日本学術会議第一部前部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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