出版社内容情報
学級崩壊はこうして立て直す!魂の実践記録
2012年7月、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演後、その教育実践が全国的な評価を得ている、北九州の凄腕小学校教師・菊池省三氏。
家庭環境等にさまざまな困難を抱え、他人を信用しきれないでいる子どもたちに、「コミュニケーションしようとする意欲と能力」そして、「人を愛し、愛される技術」を教え続ける「魂の実践家」です。
学級全員が毎日友達の良いところを見つけ、ほめ続ける、「ほめ言葉のシャワー」という実践が有名ですが、菊池学級の子どもたちが成長できる秘密は、当然ながらそんなに単純ではありません。
本書は、 子どもたちの実態の細やかな見取り、教室内における様々な「仕掛け」、子どもの言動を「価値づけてほめる」絶妙のタイミングと技術など、菊池実践のエッセンスがぎっしりと詰まった、必読の一冊です。
その教育観と指導技術は、企業の新入社員研修などにも応用可能です。
【編集担当からのおすすめ情報】
「コミュニケーション力」や「チーム力」をどう育てるか。学校や保育の現場はもちろん、企業の新入社員研修等でも、今、もっとも切実に必要とされている指導内容・指導技術でいっぱいの本です。
内容説明
愛し、愛され、協力し合って「仕事」ができる人の育て方。「学級崩壊立て直しのプロ」が自らの指導技術を徹底解説。
目次
第1章 学級成長期―温かい学級の土台となる人間関係づくり(不安や不信感…“マイナス”からスタートする学級もある;ほめることで、価値ある言葉を子どもの中に浸透させる;コミュニケーションの授業で、子ども同士をつなげていく ほか)
第2章 学級成熟期―豊かな言葉が豊かな子どもを育てる(子どもたちの背中を押して任せることで、集団力を育てる;菊池学級の1日は話し合いで始まり、話し合いで終わる;子どもが変われば、保護者も変わる ほか)
第3章 菊池流勉強術&学級立て直し術―子どもとつながり、子ども同士をつなげる(教師にとっての真の学びは、日々の教室の中にある;継続した学び合いの「場」で、教師の学びを高める;「ほめ言葉のシャワー」全国大会開催で実感した、教師の学び合いの必要性 ほか)
著者等紹介
菊池省三[キクチショウゾウ]
福岡県北九州市立小倉中央小学校教諭。1959年、愛媛県生まれ。山口大学教育学部卒。学級崩壊したクラスをこの20数年で次々と立て直し、その実践が注目を集める。2012年にはNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演。主宰する研究サークル「菊池道場」では、ほぼ毎週、九州の教師を中心としたメンバーが実践事例研究を行っている
関原美和子[セキハラミワコ]
教育ジャーナリスト。1964年、東京都生まれ。日本女子大学文学部教育学科卒。教育専門紙記者、出版社編集者を経て、フリーのライター・編集者になる。教育問題やNGO活動を中心に幅広く取材、執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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