忘れえぬことば

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  • サイズ B6判/ページ数 47p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784098400966
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0037

出版社内容情報

映像と活字で綴る大村はま晩年の教えの結晶

 2004年10月、著者の白寿記念講演会で語られた5つの珠玉の「ことば」に、遺作となった詩『優劣のかなたに』を添えた、大村はま最晩年の“教え”のレジュメ。 幼少時代、新任教師時代、戦後の混乱時代、新制中学時代を貫く98年の生涯の中で、自らの人生の分岐点ともなり、教師にとっての指針ともなったことば、終生耳の奥深く残る恩師や母、教え子の肉声を懐かしみながら回想。そこには、人を育てることに生涯を捧げた人間の知恵と慈しみがあふれている。巻末に付した、絶筆の詩『優劣のかなたに』は、この不世出の教師が最後に願った教育の理想を歌い上げる。60分の講演DVDとともに、教育の真髄に迫る1冊。

内容説明

著者の白寿記念講演会で語られた五つの珠玉の「ことば」に遺作の詩『優劣のかなたに』を加えた、最晩年の教えの結晶。

目次

第1話 『それでもええから、毎週書かせろよなぁ』―諏訪高等女学校長・三村安治のことば
第2話 『本物の教師になるときかもなぁ』―恩師・西尾実先生のことば
第3話 『カンカンってやったとき、誰かの鉛筆がとまりましたか』―恩師・芦田恵之助先生のことば
第4話 『先生のことを老人って思ってな~いもん』―生徒・鈴木宗一のことば
第5話 『裾を持ちなさい』―母・大村くらのことば
詩 『優劣のかなたに』(遺作)(大村はま)

著者等紹介

大村はま[オオムラハマ]
1906(明治39)年、横浜生まれ。新渡戸稲造名誉学長・安井哲学長時代の東京女子大学に学ぶ。戦前戦後を通じて52年間、一現場教師の職にあり続け、退職後も日本の教育の進路を見守り続けた。2005年4月17日、享年98歳をもって逝去。戦前教育の求道心と技、戦後教育の民主性・合理性を併せ持ち、常に実践をもって提案し続けた膨大な指導の工夫やてびきは、全集『大村はま国語教室』に結実。豊かに展開された単元学習は、今日の「総合的学習」や「評価」観、日本語重視の流れにも、明確な原点と方向性を与えている。晩年も車椅子で全国の教育現場を行脚。その生涯は、国語教育者としての意味あいをはるかに超えて、学び続ける全ての者にとっての確かな指針となっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雨巫女。@新潮部

5
《私-図書館》大村さんの生徒になりたかった。2014/10/03

のん

1
借りて読了。講演の記録らしく、やさしい話し言葉で書かれていた。「教師ってこういうものか…そうかぁ。」と、自分を省みつつ考えてしまった。この方のほかの本も読んでみよう。2012/01/30

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