出版社内容情報
「ふるさと」の豊かな自然、人びとの温かい心とやすらぎを子どもたちに知らせたい。東京・武蔵野市の小中全校が取り組んだセカンドスクール10年の記録。新潟、長野、富山他、現地取材で綴る感動のドキュメント。
「あなたのふるさとは?」と尋ねられたら、なんと答えますか。「ふるさと」をもたない人が増えています。東京・武蔵野市が、「ふるさと」がもつ、豊かな自然、人びとのぬくもり、心のやすらぎを子どもたちに知らせたい…という願いのもとに、全市の小中学校で取り組んでいるのがセカンドスクールです。ふだん通学している学校(ファーストスクール)や街を離れてする「ふるさと」体験。都会っ子が、自然の不思議さ、偉大さに目を見張り、その営みに驚き、感動する姿をドキュメントタッチで構成しました。現代人にとって、「ふるさと」とはなにかを、山形、新潟、長野、富山などの現地取材を中心に、ビビッドなタッチでルポ。
内容説明
一週間親から離れての生活、私たちの“先生”は野山、海、空。木々や田畑が“友達”になった。あたたかい人たちに教えられ、助けられ、見守られて…そうだ、これだったんだ。1992年から東京都武蔵野市で行われているセカンドスクールの記録。
目次
序章 街を出よう。そして…
第1章 緑がいっぱい
第2章 濃密な時間
第3章 現代をぶっ飛ばせ
第4章 先生も悩んだ
第5章 新たなる田舎作り
第6章 手探りで始まった
第7章 そしてどこへ