利他の教育実践哲学―魂の教師塾

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784098373918
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0037

内容説明

人がこの世を去りゆく時―手に入れたものはすべて失い、与えたものだけが残る。稀代の「授業名人」が語る教育の本質。

目次

第1部 魂の教師塾(初任で出合った大物校長―見識の高さと実行力に敬服;万事は「リーダー次第」という自戒を―責任を持つから誇りが持てる;リーダーに必要な人間味―信・敬・慕の3条件;判断力、決断力、決裁力―その背後の哲学を耕す;改善による前進を―伝統と公益を重んじて ほか)
第2部 講演記録 教師の力量形成・わがロマン(「誘う」素晴らしさ、「誘われる」素晴らしさ;教育は人である;出合いを生かす;師匠を持つ)

著者等紹介

野口芳宏[ノグチヨシヒロ]
1936年千葉県生まれ。千葉大学教育学部卒。小学校教諭・校長としての経歴をはじめ、50年以上にわたり、教育現場に携わる。96年から5年間、北海道教育大学教授(国語教育)。現在は、植草学園大学発達教育学部教授、日本教育技術学会理事・名誉会長、授業道場野口塾主宰、千葉県教育委員、日本教育再生機構代表委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuuhei Ooki

2
「利他の心」について、きちんと学びたいと思い、この本を読んだ。 「利他」の対義語は「利己」である。「利他」を重んじる人は、多くの人に信頼され、慕われる。なので、多くの人が集まり、その人の心があたたかくなる。利己的に生きると、『カチカチ山』のタヌキのように、哀れな最期を迎える。豊かに生きる大切さは、「利他の心」をもって子どもたちに伝えていくことが必要だと感じた。 また、本の中で、「信・敬・慕」があって、教育が成立すると書かれていた。そのためにも、私自身さらに人間性を高めていく努力をしていきたい。2016/05/07

レイコ

2
仕事関係で講演をお聞きして、とても魅力的な方だったので。なかなかむずかしい。野口先生の言葉はわかりやすいし納得。でも真似はできない。その判断基準が野口基準だからだ。しかもそれが複雑に深く固い(と、わたしは思う)。学校の先生には日頃から思うところが多々あるので、野口先生みたいな先生が増えたなら…と強く願う。「教育とは?」の問いと答えを常に抱きながら教育現場に立つ教員はどれくらいいるのか。野口さんの懸念は現実の問題。常に学び、成長していたい。2015/06/20

epitaph3

1
重い。ずっしりと重い。教師であるならば、ずっしりとのしかかるような重さを感じ取るはずだ。今の子を、親を、家庭を。利己的な人間が多い日本を。作ったのは紛れもなく、教師。ならば、良き人生観を子どもに与え、日本を変えていけるのも教師なのだ。教育は人なり。ならば教師として人間としてどう成長していくか。利他を柱として記されているこの本こそが、一つの師となろう。本も出合い。人も出合い。よき師との出合いを求めよう。静かな部屋で仏像と対話するかのように読み進める教師必読の一冊。2010/11/15

にくきゅー

0
最後の講演がいま住んでいる土地であっていることに何か縁を感じた。いまの時代にそぐわないところもある。リスクの予防を考えたときに出来ないことはある。しかし、それでも、子どもを教育する上で本当に大切なことはブレてはいけない。 本筋からは外れるが、やはり人が見える本はいい。野口先生にお会いしたことはないが、選ばれるエピソード、遣われる言葉ひとつひとつにその人を見る。どっかのだれかの言葉ではなく、その人の心から出た言葉というのは響くなぁと思いました。

Babee

0
素晴らしいなと思います。2015/12/01

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