出版社内容情報
奇跡の小学校・土堂小が英語に挑む実践記録
「僕には絶対できない。これ以上ない理想型」―すらすらと英語の長文を暗唱する子供たちを見て、あの陰山英男先生が、そう感想をもらしました。陰山メソッドの新たな展開、英語。これを完成させたのは、ある「ふつう」の小学校教師でした。NHK教育で紹介されて一躍脚光をあびる、藤井弘之先生の実践を追います
内容説明
“特別な教師”だけが実践できる“特別な英語科授業”ではなく、“普通の教師”が実践できる“普通の英語科授業”が確立されてこそ、小学校への英語科導入も現実的なテーマになっていくはずですから。―Chapter‐3より。ある“普通の教師”の、試行鎖誤の記録。
目次
1 挑戦の始まり(“特別な学校”にやってきた“普通の教師”。;「いったん白紙になって勉強させてもらおう」と、“思考停止”状態に陥る。 ほか)
2 「土堂小メソッド」とは何か(百ます計算は、子どもを伸ばす特効薬ではない。;百ます計算で、しんどいことから逃げない子どもたちを育てる。 ほか)
3 「土堂小メソッド」による英語科教育(“子どもたちに力をつける”英語科授業のために―。;“特別な教師”による“特別な英語科授業”ではなく、“普通の教師”による“普通の英語科授業”の確立を。 ほか)
4 そして、新たなる挑戦へ…(“進むべき道”を示してくれた大田小学校での日々。;大田小学校で学んだ、教師に求められる“2つの力”。 ほか)
5 対談「陰山英男×藤井弘之」(堂々とケネディ大統領の演説を暗唱する子どもたち。あれが“徹底反復による英語”のイメージだったんです。(陰山)
“土堂小メソッド”は何かと問われれば、それはモジュール授業であると、私は思っています。(藤井) ほか)
著者等紹介
藤井弘之[フジイヒロユキ]
1968年、広島県生まれ。’91年、山口大学教育学部卒業。広島県豊田郡豊浜町立(現・呉市立)豊浜中学校、広島県世羅郡世羅町立大田小学校、広島県世羅郡世羅町立大見小学校を経て、2003年4月、公募により尾道市立土堂小学校に赴任する。同年に赴任した陰山英男校長のもと、英文音読を中心とした新しい形の小学校英語科教育に取り組み、注目を集める。教師としてのモットーは「子どもを伸ばすこと」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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