出版社内容情報
末期がんの小学校教師が実践した感動の授業
「命・死・家族」のテーマは教育界で今、大きな盛り上がりを見せている。教育改革に情熱を燃やした校長が、自らのがんでの死を前に小学生に語った熱い授業の全記録。NHKテレビで放映され、反響を呼んだ映像もCD-ROMに収録。絵本の読みきかせから始まり、歴史的な事件を教材で使い子ども自らが考える実践を積みかさねた。
内容説明
浜之郷小学校・大瀬学校長の実践は、どの公立学校にも潜在する改革の可能性と教育の希望へといざなってくれた。この「いのちの授業」も大瀬学校長の魂の絶唱となって本書を読む人々に伝わり、静かな勇気を与えてくれることだろう。死の絶望の暗さを知っている人こそ語れる、みずみずしい希望の光に包まれ感動できる教育実践である。
目次
第1部 「いのちの授業」構想と実感(ケアリングの教育と「いのちの授業」;私たちの構想する学校;「いのちの授業」構想の起点;「いのちの授業」で子どもたちに伝えたいこと;「絵本」の読み聞かせ ほか)
第2部 授業実践記録(「絵本」の読み聞かせ;絵本「わすれられないおくりもの」;「家族・いのち」;「つくられた新しい家族」)
著者等紹介
大瀬敏昭[オオセトシアキ]
1946年生まれ。茅ヶ崎市公立小学校3校に勤務後、茅ヶ崎市教育委員会指導主事、神奈川県県民部青少年室主幹。茅ヶ崎市教育委員会指導課長を歴任。1998年、「茅の響きあい教育プラン」のパイロット・スクールである新設の浜之郷小学校初代校長として着任。「学びの共同体としての学校」の創学の理念に掲げ学校づくりに取り組んだ
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