出版社内容情報
学校は生きている。人間くさい営みの数々。つらいときもあるが、教えたり、学んだりしながら、子どもや仲間と成熟していくことは楽しい。仕事への一途な思いがほとばしる、本音のエッセイです。
校長の仕事がいかに大変なものであるかを疑いません。日々の業務のなかで、教えることと学ぶことの意味を問い続けたその質的向上を目ざさなければならないからです。校長が成長しなければ、学校のあるいは子どもの成長は止まってしまうのです。この宿命的な仕事をやり通すことは至難ですが、著者は敢然と挑戦し、19年間、7000日をまっとうし、ささやかな充実感を持ちつつ、1991年3月退官しました。その経過をエッセイとして、「総合教育技術」に33回にわたって連載していただきました。それを一冊にまとめたものが本書です。 本書は、校長のあり方や学校経営の方法を学問的に書いたものではありません。学校における日常の、人間くさい営みの数々を、ほとんどそのまま書いたものです。折り折りの季節や、社会の出来事、学校の行事などに触発されながら、思いつくままに書かれたものです。著者は謙遜して、「校長7000日 後悔みの記録」と本書を名付けています。しかし、学校のリーダーとしてその仕事への一途な思いのほとばしる本書は、教育関係者だけでなく、広く一般の方々にも気軽に読んでいただいきたいと思います。 はじめに?教師という職業 (第1章)教師の匂い 全校合唱 職員会議 校長の
内容説明
学校は生きている。人間くさい営みの数々。つらいときもあるが、教えたり、学んだりしながら、子どもや仲間と成熟していくことは楽しい…。仕事への一途な思いがほとばしる、本音のエッセイ。
目次
第1章 教師の匂い
第2章 「校長らしさ」について
第3章 校長の仕事