人間と教育の根源を問う

人間と教育の根源を問う

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784098371327
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0037

出版社内容情報

教育の根源は何か。人間にとって教育とは何なのか。日本ばかりでなく世界的に手づまりに陥った「教育」の状態を打開する道を模索する著者が、「教育」の歴史を洗い直し、これからの真の教育のあり方を提示する。

教育を人間が考え始めた時、すでに子どもを「善く」しようという意図があったこと、また人間は「善く」生きようとする存在であることを理論的に論述する。聖書に始まり、ソクラテス・孟子からルソー・ペスタロッチまで、古今東西の教育思想の「善さ」と「学び」に言及し、「国民自身の自立した『学び』を助けるという考えで日本の教育は構想し直さなければならない」と著者は具体的に説く。

内容説明

従来の政府主導による「教える」教育から、国民自身の自立による「学ぶ」という教育へ―。日本を代表する教育学者が長年の研究成果をもとに綴る教育論。

目次

第1部 学問としての教育(学問としての教育;教育をどう考えるか―私の教育研究の足どり;教育のはじまり;「善さ」への働き;教育と人間像)
第2部 宇宙の理法―「善さ」(存在と創造の原理;「善さ」による進化;「善さ」による適応と不適応)
第3部 原罪としての「善さ」(「原罪」の思想;「原罪」と「無知の知」と)
結びに代えて―巨木に育つトマトの「心」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鵜殿篤

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知識を植え付けるただの道具として教育を見る人々や世間に対する違和感が、著者の教育学研究の動因となっている。その違和感を丁寧に吟味していくと、教育観の相違の根源にある「子ども観」や「過程像」の相違に行き着く。著者は「善さ」という概念を導きとして、子ども観や過程像といったものの転回を目指すことになる。その成果は具体的には新しい教育史のスタイル等に現れることになる。2017/08/29

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