小学館新書<br> イスラーム金融とは何か

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イスラーム金融とは何か

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098254668
  • NDC分類 338.226
  • Cコード C0233

出版社内容情報

世界のマーケットを動かすイスラームパワー

1970年代のオイルブームを契機に成長を続け、その後も原油価格の高騰を背景に、世界の金融市場で関心が高まっている「イスラーム金融」。
いまやイスラーム諸国の人口は約20億人、世界人口に占める割合が26%を占めるに至り、もはや「異端」として片づけられない存在となっている。
さらに近年では、金融の世界的サステナビリティやバブル抑制といった観点からも大きな注目を集めている。
その本質は、「イスラームの教義に従った」金融手法。たとえば、 「利子の授受の禁止」「投機的取引の禁止」「不確実な取引の禁止」「アルコールや豚肉の取引の禁止」など、西欧の伝統的な金融ルールとは大きく異なるスキームを持つ。
それゆえ、これまでわが国でもあまり理解されてこなかったと言える「イスラーム金融」。この独特の金融概念の要諦を、国際経済・金融・通貨などの諸問題に関する調査研究を行なう国際通貨研究所に集った各ジャンルのスペシャリストたちが、徹底解説する。

内容説明

原油価格の高騰を背景に、世界の金融市場で関心が高まった「イスラーム金融」。近年、金融の世界的サステナビリティやバブル抑制といった観点からも注目を集めている。その本質は「イスラームの教義に則った」金融。「利子の授受」「投機的取引」「不確実な取引」「アルコールや豚肉関連の取引」を禁ずるなど独特のスキームを持つがゆえ、これまで日本ではあまり理解されてこなかったこの金融概念の要諦を、国際通貨研究所に集った俊英たちが徹底解説する。

目次

第1章 歴史と現状、そして取引の原則
第2章 アジアにおける金融の現場から
第3章 イスラーム金融哲学のエッセンス
第4章 サステナブルファイナンスとしてのイスラーム金融
第5章 脱炭素潮流とイスラーム世界のエネルギー転換
第6章 3つの潜在性と2つの課題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

89
かなり以前に少しかじったことがあり、最近の状況がどうなのかを知りたく読んでみました。基本的にはほとんど変わりがなく、やはり金融の世界では西欧を主体とした先進国の金融とは異なるところが多いということです。宗教の教義に縛られている感じがします。基本的には金利という概念がなく、それを商取引に絡めていくということで対応しているようです。私はそういう現場を見たことがないのですが、実務的にはかなり難しい気がしてドキュメントが本当に大変になるのではないかという気がしました。2024/04/21

榊原 香織

65
利子だめ、投機的取引だめ、不確実な取引だめ。 ダメダメで、逆にこれからの可能性が出てきそう。 2024/06/19

Francis

14
国民の多くがイスラーム教徒であるイスラーム諸国で最近増えているイスラーム金融についての入門書。イスラーム金融はクルアーンの利子を取ってはならない、と言う教えに反しないように設計された金融制度のこと。投機的な取引には融資しない、融資対象は「モノ」の取引に限る事が特徴である。そのため従来の金融制度よりもリスクが低く、持続可能であると言われる。イスラーム金融は本当にうまく制度設計がされていると思った。2024/04/08

Melody_Nelson

5
イスラームの世界は「金利」が存在しないということで、前からその構造に興味を持っていた。読んでいて、「投機的取引の禁止」「不確実な取引の禁止」というのは誠実に感じ、こうしたシバリがあれば破綻は起きないのかな?と思ったり。UAEなど固定相場制だったのには驚いた。私には、ちょっと専門的すぎた内容だったかな…。2024/10/03

いっち〜

3
基本的な要点と最近(2024年頃まで)の情勢は網羅してる感じだけど、少し理解が難しい部分も。開祖ムハンマドが商人だった故か、基本の教義の段階で真っ当・堅実で地に足のついた商売を推奨してるのは興味深い。イスラーム金融はそれらの教義を現代・現実の金融システムに落とし込んだものと考えられる反面、「言葉遊びや解釈を弄ってるだけでは?」とも見える。工夫次第では日本でも導入できそうだけど、やはり「イスラーム」と名が付くと拒否感が出そう。ただ、社会貢献や福祉を念頭に置いたビジネスは日本にもあったのにな…という気も2026/01/05

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