小学館新書<br> ムッソリーニの正体―ヒトラーが師と仰いだ男

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小学館新書
ムッソリーニの正体―ヒトラーが師と仰いだ男

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098254033
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0222

出版社内容情報

ヒトラーはすべてをこの男から学んだ

経済格差やコロナ禍で世界が不安、恐怖に覆われるなか、再び独裁的な指導者の力が増している。

20世紀における独裁の象徴が、イタリアのムッソリーニだった。あのヒトラーが師と仰いだ男でもある。両者はしばしばファシストと称され、一括りに非難される。だが、その行動と思想は大きく異なる。2人の政治家はどこがどう違うのか? ナチズムとファシズムは何が異なっているのか。

ムッソリーニの思想、行動、そしてイタリア国民の熱狂の過程を詳細に辿ることで、現代社会の危うさも見えてくる。

<著者プロフィール>
舛添要一(ますぞえ・よういち)
1948年福岡県北九州市生まれ。1971年東京大学法学部政治学科卒業。パリ(フランス)、ジュネーブ(スイス)、ミュンヘン(ドイツ)でヨーロッパ外交史を研究。東京大学教養学部政治学助教授などを経て、政界へ。2001年参議院議員(自民党)に初当選後、厚生労働大臣(安倍内閣、福田内閣、麻生内閣)、東京都知事を歴任。著書に『都知事失格』、『ヒトラーの正体』など。


【編集担当からのおすすめ情報】
ベストセラー『ヒトラーの正体』(小学館新書)に続く、舛添要一氏の「20世紀の独裁研究」の書です。

ムッソリーニに関しては、ヒトラーと一括りに非難され、その実像が正確に伝えられることがありませんでした。しかし、この本によって深くその思想と行動を理解していくと、同じ独裁者といえども、ムッソリーニとヒトラーは大きく違うことがわかると思います。

さらに、ムッソリーニの思想には、21世紀に通用する先進性があったことが、本書で明らかにされます。

知的興奮に満ちた一冊です。是非、ご一読下さいませ。

内容説明

コロナ禍や経済格差で、世界が不安、恐怖に覆われるなか、再び独裁的な指導者の力が増している。20世紀における独裁の典型が、イタリアのムッソリーニだった。あのヒトラーが師と仰いだ男でもある。両者はしばしばファシストと称され、一括りに非難される。だが、その行動と思想は大きく異なる。2人の政治家はどこがどう違うのか?ナチズムとファシズムは何が異なっているのか。ムッソリーニの思想、行動を詳細に辿ることで、現代社会の危うさも見えてくる。

目次

第1章 若き日
第2章 第一次世界大戦
第3章 ファシズム運動の旗挙げ
第4章 ローマ進軍
第5章 政権の運営
第6章 独裁体制の確立
第7章 世界大恐慌と対外政策
第8章 第二次世界大戦への道
第9章 第二次世界大戦
第10章 失脚と最期
第11章 ムッソリーニのファシズムとヒトラーのナチズム

著者等紹介

舛添要一[マスゾエヨウイチ]
1948年福岡県北九州市生まれ。1971年東京大学法学部政治学科卒業。パリ(フランス)、ジュネーブ(スイス)、ミュンヘン(ドイツ)でヨーロッパ外交史を研究。東京大学教養学部政治学助教授などを経て、政界へ。2001年参議院議員(自民党)に初当選後、厚生労働大臣(安倍内閣、福田内閣、麻生内閣)、東京都知事を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スター

32
 ヒトラーが模範にしたムッソリーニを描いた本です。ヒトラーとムッソリーニの違いが、わかりやすく書いてありました。  違いと言っても、どちらもならず者という意味では同類ですが。  元々イタリア社会党の党員だったムッソリーニは、イタリア社会党の第一次大戦で中立を守るという方針に異を唱えたため社会党を追われます。  その後権力を掌握したムッソリーニの軌跡をわかりやすく描いた本です。2023/06/24

sasara

22
元東京都知事国際政治学者舛添要一さん。共産党の赤に対抗し黒シャツ隊を率いた男は兵役後小学校教師から社会主義系新聞編集長を経て独立後混乱続く伊を束ねて政権樹立。選挙法改正、財政再建し経済発展も悲願未回収のイタリア奪還でヒトラーに近づきすぎて第二次世界大戦へ。ファシズムとは伊語(束ねる、集団、結束)1919年ファシストの綱領は女性を含む18才以上全員参政権、王室上院世襲の称号の廃止、8時間労働教会資産の没収、富裕者の土地収用、資本の累進課税など左派的考え方であった。代議制民主主義の将来についても考えたい2021/10/16

ふみあき

19
イタリアは第一次大戦の戦勝国ではあったものの、多大な人的損失を払い、結果、領土回復もならず、インフレと失業に呻吟していた。ドイツ同様のトラウマと鬱屈を抱えていたわけだが、そこに登場したのが「ヒトラーが師と仰いだ男」ムッソリーニだった。文化人としてはムッソリーニの方が遙かに格上で、はっきりとヒトラーを軽侮していたが、その彼の影響で、次第に反ユダヤに傾倒していくという奇妙さ。経済政策では辣腕を振るうが、兵略の才には恵まれず、独軍の後塵を拝するばかり。最後はナチスの傀儡政権の首班にまで成り下がる竜頭蛇尾っぷり。2021/08/08

Book Lover Mr.Garakuta

14
【図書館本】【速読】:歴史に興味があるので、楽しく拝読。これも知識に無くややこしかった。2021/11/14

Book Lover Mr.Garakuta

9
【図書館本】【速読】:再読面白かった。2021/12/25

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