出版社内容情報
『動的平衡』の福岡伸一が西田哲学に挑む! 「動的平衡」をキーワードとして、「生命とは何か」を鮮やかに、且つわかりやすく紐解いた福岡伸一が、日本が生んだ哲学の巨星・西田幾多郎の思想に挑む! 難解で知られる西田哲学と格闘する姿を追ううちに、読む者もいつしか科学と哲学が融合する学問の深遠へとたどり着ける画期的なベストセラーを新書化。 西田研究の第一人者・池田善昭と生命科学の新しい概念を提唱する福岡伸一による対話は、まさに「知の真剣勝負」。哲学の入門書でありながら、生命科学を論じる比類なき一冊をぜひご堪能ください。 【編集担当からのおすすめ情報】 哲学は難解というイメージがあります。また、西田幾多郎の哲学は特に難しいといわれます。その西田幾多郎の哲学に「動的平衡」理論を武器として正面から挑んだ快作です。オリジナル版発売当時、「生命科学と西田哲学の両方がわかるなんて!」「哲学がこんなに面白かったとは!」と話題を呼んだベストセラーを新書化しました。これから読む方は幸せです。読みだしたら時間を忘れる面白さと知的興奮が待っています!
内容説明
「動的平衡」をキーワードとして、「生命とは何か」を鮮やかに、且つわかりやすく紐解いた福岡伸一が、日本が生んだ哲学の巨星・西田幾多郎の思想に挑む。西田哲学と格闘する姿を追ううちに、読む者も科学と哲学が融合する学問の深みへたどり着ける画期的なベストセラーを新書化。西田研究の第一人者・池田善昭と生命科学の新しき概念を提唱する福岡伸一による「知の真剣勝負」。
目次
ダイアローグ 福岡伸一、西田哲学を読む―池田善昭×福岡伸一
第1章 西田哲学の森に足を踏み入れる
第2章 西田哲学の森に深く分け入る
第3章 西田の「逆限定」と格闘する
第4章 福岡伸一、西田哲学を読む
第5章 動的平衡と絶対矛盾的自己同一の時間論
第6章 西田哲学をいまに活かす
理論編 ピュシスの側からみた動的平衡
著者等紹介
池田善昭[イケダヨシアキ]
哲学者。1936年、山形県生まれ。京都大学大学院博士課程修了(文学博士)。静岡大学教授、立命館大学教授、統合学術国際研究所所長、静岡哲学会会長などを経て、現代文明研究所所長
福岡伸一[フクオカシンイチ]
生物学者。1959年、東京都生まれ。京都大学卒。ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て青山学院大学教授・ロックフェラー大学客員研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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