出版社内容情報
底抜けに自由なのに東大にバンバン入る内幕
東京都港区にある麻布中学校・高等学校は「自由な学校」の代名詞として知られている。制服もなければ校則もない。不文律として「授業中の出前禁止。校内での鉄下駄禁止。麻雀禁止」の3項目があるだけ。
それなのに、戦後中高一貫体制の一期生から60年以上、東大合格者数ランキングトップ10から一度も外れたことがない唯一の学校でもある(なのに一度も1位にはなっていない)。
各界で異彩を放つ9人の卒業生のインタビューから、「麻布病」の実態をあぶり出し、「いい学校とは何か」「いい教育とは何か」「子どもに大人は何ができるのか」といった普遍的な問いに迫る。
■麻布病【あざぶびょう】
重度の中二病による後遺症の一種。罹患者の多くには以下の点が共通している。特長:根拠なき自信、特技:屁理屈と帳尻合わせ、チャームポイント:詰めの甘さ。
■登場する卒業生
谷垣禎一(元自民党総裁)
亀田隆明(亀田メディカルセンター理事長)
前川喜平(元文科事務次官)
湯浅卓(国際弁護士)
宮台真司(社会学者)
伊藤羊一(ヤフーアカデミア学長)
千葉功太郎(個人投資家)
吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)
ときど(プロゲーマー)
【編集担当からのおすすめ情報】
あまりに個性的な卒業生たちが、いまだから話せる在学中のエピソードを明かすとともに、卒業して時間が経ってから気づいた「麻布で得たもの」を語っていきます。「自由な進学校」というイメージが一面的なものでしかないことも、読み進めるにつれて少しずつわかっていきます。
著名卒業生インタビュー以外にも、創立者・江原素六の逸話、70年代初頭の高校紛争で全国的にも稀有な「全面勝利」を体験した当事者である卒業生の回想、現役生との座談会、自らも麻布卒業生である著者が明かす教師との思い出など、様々な視点から「麻布という学校の面白さ」を掘り下げていく1冊です。
内容説明
東京都港区にある麻布中学校・高等学校は「自由な学校」の代名詞として知られる。六〇年以上東大合格者数トップ一〇でありながら、底抜けに自由な校風という「ギャップ萌え」が魅力の超進学校だ。ただ、それは表面的イメージにすぎない。本当の「麻布らしさ」とは何か。それを感じ取るため、麻布OBの著者が九人の超個性的な卒業生たちに話を聞いた。そこから「いい学校とは何か?」「いい教育とは何か?」という普遍的な問いに迫る。
目次
ギャップ萌えの学校
総理大臣目前で総裁選に出なかった政治家 谷垣禎一
青年の友「江原さん」
過疎の町を先端医療拠点に変えた破天荒医師 亀田隆明
一強政権に真っ向から楯突いた元事務次官 前川喜平
ビル・ゲイツになれたかもしれない国際弁護士 湯浅卓
ナンパサイボーグになってしまった社会学者 宮台真司
半世紀消えない学園紛争の傷
ミスチルを超えた!遅咲きのプレゼンの神 伊藤羊一
プライベートジェットを自ら操縦する投資家 千葉功太郎
オタクでコミュ障を武器にしたアナウンサー 吉田尚記
勝利至上主義を捨てた東大卒プロゲーマー ときど
藝大生が振り返る麻布
現役生が見る麻布の論点
集団幻想を演じる舞台
著者等紹介
おおたとしまさ[オオタトシマサ]
1973年、東京都生まれ。教育ジャーナリスト。麻布中学・高校卒業。東京外国語大学英米語学科中退、上智大学英語学科卒業。リクルートから独立後、数々の育児・教育媒体の企画・編集に関わる。教育現場への丹念な取材に基づく執筆に定評があり、メディア出演も多数。中学・高校の英語の教員免許をもち、私立小学校教員や心理カウンセラーの経験もある。著書は60冊以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ドイツ語勉強中
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