小学館新書<br> ピンチこそチャンス―「菜根譚」に学ぶ心を軽くする知恵

電子版価格
¥858
  • 電子版あり

小学館新書
ピンチこそチャンス―「菜根譚」に学ぶ心を軽くする知恵

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098253654
  • NDC分類 159
  • Cコード C0295

出版社内容情報

各界リーダーがバイブルとした中国古典の術

昔は「不惑の四十、知命の五十」と言われたが、今はいくつになってもなかなか心の平安が訪れない。それどころか、年を重ねるごとに悩みの種はどんどん増えていくようだ。大企業の安定神話は崩壊し、今やどんなに立派な会社に就職しても一生安泰とはいかなくなった。40代、50代を襲うリストラの嵐、会社員人生の終盤に訪れる役職定年の恐怖。家のローンや子供の学費を抱え、経済的には現役であることを求められながら、組織の中では用済み要員のごとく扱われる悲哀。そうまでして頑張った挙句の熟年離婚。さらに、避けては通れない親の介護に加え、年金だけでは足りないといわれる老後の資金。そんな悩み多き時代を少しでも楽しく生きていくために、中国処世訓の名著『菜根譚』を現代向けの指南書として再編。
にっちもさっちもいかない状況も、心の持ち方ひとつでガラリと景色が変わって見える。逆境こそが飛躍へのチャンス。人生100年時代であれば、定年後にもう一花咲かせることも不可能ではない。後半生に向けて自分をどう磨いていくか。人間関係をどう築いていくか。第二の人生を花開かせる心構えとは……。先人たちも糧とした処世の知恵に学びたい。


【編集担当からのおすすめ情報】
『菜根譚』は中国明代に洪自誠によって著された処世訓の名著です。松下幸之助、五島慶太、田中角栄、川上哲治、吉川英治など、各界のリーダーや名経営者たちが、こぞって座右の書としてきました。最近では、野村克也元監督や、SBIホールディングスの北尾吉孝CEOをはじめ、興福寺貫首の多川俊映師も、何度でも読み返す価値のある本として、「無人島に持っていきたい一冊」に挙げています。タイトルの意味は、「菜根は堅くて筋が多い。これをかみしめてこそものの真の味わいがわかる」というもの。読む人の境遇に応じてさまざまな助言を与えてくれる味わい深い教えが詰まっています。

内容説明

中高年層の悩みは多い。自身の健康、親の介護、子供の自立、そして年金だけでは足りないといわれる老後の資金…。一方、長年勤めた職場では、出世の限界が見えてくる。「役職定年」で退職前に管理職を解かれれば、精神的・経済的打撃は甚大だ。とはいえ、嘆いてばかりはいられない。人生はまだまだ折り返し地点。逆境こそは自分を磨く好機と捉え、後半戦での飛躍に備えるべし。中国明代に書かれ、日本のリーダーたちに座右の書として愛されてきた処世術の名著「菜根譚」に、この先の生き方を学ぶ。

目次

第1章 五十代は苦難のとき 逆境を乗り越える力
第2章 人生後半戦 驕らず、腐らず生きる知恵
第3章 脱・肩書き 人付き合いの極意
第4章 生老病死の悩みから解放 自分を磨く術
第5章 恐怖の老後貧乏 足るを知る心の備え
第6章 ゆたかに生きる 幸せの見つけ方

著者等紹介

守屋洋[モリヤヒロシ]
著述家、中国文学者。1932年、宮城県生まれ。東京都立大学大学院中国文学修士課程修了。書籍の執筆や講演等を通して中国古典をわかりやすく解説。SBI大学院大学で経営者・リーダー向けに講義を続けている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuko

9
大好きな高田郁さんの小説に菜根譚の一節があり、こども向け菜根譚しか読んでなかったのでこちらを手に取った。 明は、1368年から1644年までとあり、日本では室町から安土桃山時代を経て江戸時代まで。船と馬と徒歩で移動し電気もないーそんな時代に、人との関わりや働くこと、生きることのついての考察、思考の深さに驚く。人生の暗い部分にも多数言及されている。この時代の人たちも、今とそれほど変わらないことに悩み指針を必要としていたのかと思うと、文明の発達なんて大したことないなぁと思った。 2021/04/11

コブタ

4
高田郁著「あきない世傅 金と銀9」に登場した菜根譚。最後のページは足るを知る。残りの人生こういう生き方を心がけていきたいが···2020/11/22

拓陽(いっぽまえへ)

2
菜根譚を現代の様々な状況に於いて、いかに思考するかを解釈する。側に置いておきたい一冊。2020/10/27

hinotake0117

1
古典研究の本を多数出版されている氏による、『菜根譚』からの後半生に意識すべきことの解説。 帯はえらくあおっているが、結局中庸、バランスが大切。足るを知り、相手に勝たせるところを勝たせ、自分は目立ちすぎずのスタンスで。2023/08/14

シロマック

0
友人からの強い推薦で読む気なった本。『論語』、『孫子の兵法』のような人生訓、処世術書だった。 同じ人間でもその人の年齢やその時に置かれている状況でもその意味の取り方が違います。 「この本を若いときに読んでいたら人生は多少は変わっていたかも知れない。あるいは意味を感じ取れていなくて今の自分だろうな。2023/03/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15113392
  • ご注意事項

最近チェックした商品