小学館新書<br> 文系人間のための「AI論」

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小学館新書
文系人間のための「AI論」

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  • サイズ 新書判/ページ数 285p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098253005
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

人間の脳がコンピュータに繋がる日がくる

連日ニュースになり、世間で話題となっている人工知能(AI=Artificial Intelligence)。その発達はめざましく、囲碁の対局からホテルコンシェルジュ、会社経営まで、人間の仕事を奪いつつある。将来、“ハイパーAI”が登場し、人間の能力を凌ぐ特異点(シンギュラリティー)が訪れると、人間の脳はコンピュータと融合しサイボーグ化せざるをえないという。
学生に大人気の講義を持つ早稲田大学文化構想学部の教授が、最新技術の情報をふまえて、AIのある未来を哲学的立場から考察。AIを通じて、人間の存在意義、これからの人類のあるべき道を考える。

【編集担当からのおすすめ情報】
『攻殻機動隊』の世界が現実となる日がすぐそこに!?
2017年4月に、アメリカ映画の『ゴースト・イン・ザ・シェル』も公開され、ますますAIのある未来への感心が高まっています。
AIは理系キーワードだと思っている人、今ひとつAIがピンとこない文系ビジネスマンに最適の良書です。

高橋 透[タカハシ トオル]
著・文・その他

内容説明

人工知能(AI=Artificial Intelligence)の発達はめざましく、囲碁の対局からホテルコンシェルジュ、会社経営まで、人間の仕事を奪いつつある。将来、“ハイパーAI”が登場し、人間の能力を凌ぐ特異点が訪れると、人間の脳はコンピュータと融合しサイボーグ化せざるをえないという。早稲田大学文化構想学部教授が、AIのある未来を哲学的立場から考察。AIを通じて、人間の存在意義、これからの人類のあるべき道を考える。

目次

第1章 もうはじまっているAIとの暮らし
第2章 ディープ・ラーニングの正体
第3章 AIが人間を超えるとどうなるか?
第4章 機械と人間が融合する未来
第5章 テクノロジーを哲学する
第6章 サイボーグ・エコノミーの時代
第7章 ポスト・ヒューマンを考える

著者等紹介

〓橋透[タカハシトオル]
1963年、東京都生まれ。早稲田大学文化構想学部教授。ニーチェ、デリダなどの現代西洋哲学研究をへて、サイボーグ技術、ロボット工学といった先端テクノロジーと人間存在とのかかわりをめぐる哲学研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

72
西洋哲学を教える著者による人間の未来。2017年の本。人間とテクノロジーの行き着く先、ポスト・ヒューマンの姿と社会を語る。AIの原理や開発の歴史や課題やサイボーグなどから、AIなどの機械と決定的に違う、人間の特性である、可塑性・限界を越えようとする本能欲望というものを指摘。テクノロジーを突き進めてしまう人間の性であり、それは必然的に自分たち自身をも変容させるのだと。プラトンやベンヤミンが思いがけなく援用されたり、面白い考察があり読み応えがあった。未来図がありがちなSFに感じるが興味がある人にはおすすめ。2018/03/28

hannahhannah

13
AIとヒトについて哲学的な見解を示していた。漫画や映画作品を例に挙げる場面も多かった。人間に指示された事しかできない特化型AIから意志を持つ汎用型AIが普及すると、ヒトも己自身をサイボーグ化さざるを得ないという。眼球に埋め込むコンタクトレンズや外骨格スーツなどはすでに開発されているようだ。そして、ハイパーAIと融合し、電子化されたポストヒューマンが登場。脳の可塑性という言葉が何度も出てきていた。人間は自己超出に魅せられ、テクノロジー開発を止められない。これまでも、そしてこれからも進歩・進化するのが人間だ。2017/10/18

BluePlanet

12
★2.8 2017年4月4日発行。まずい、この本はほんの半年前に読んだ再読本だったとは。確かに見たことがあるような写真があると思ったのは間違いではなかったようですね。文系人間のためのとある割りには、一部内容が難しいというか哲学的というのは、前と同じ感想ですね。いずれにしても、AIはあっという間に社会に浸透していくんだろうなぁと。その時にこの本は古典になっているかもしれないですね。AIの進化で早く不治の病が治るといいですね。2018/01/31

またの名

10
世界最強のチェス名人は機械でもなければ人間でもなく人間+機械のタッグという事実に、未来を見る哲学系の新書。結局機械軍に征服されるのか?資本主義は続くのか?人間と機械の差は消えるのか?といった疑問に答えるためプラトン、ベンヤミン、攻殻機動隊などを用いた哲学が必要だと主張。欲望という論点が問題の根源に存すると診断し、対立なんかしないで機械と人間の融合=サイボーグ化を目指そうと唱える。経済と技術の極限へ向かって超進化を早く招来させようと企む加速主義が現実的な選択肢になる時代、SFも哲学も夢想の世界ではなくなる。2019/04/24

BluePlanet

6
★3.3 2017年4月4日発行。最近AIやシンギュラリティというのは、一般的な用語になっているが、このテクノロジーの進化が何をもたらすかについて、文系人間のためにというか、哲学的にどう考えるとよいかについての著者の考え方を披露した本。今起こっているAIを2000年以上前の文字の発明との比較は確かに面白い視点かも。このままAIが進化していくと、人間はどういう存在になっていくのか、経済はどうなっていくのかと色々と考えさせられましたが、内容は文系人間のためのというか、かなり哲学的な内容だったのが残念。2017/06/18

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