出版社内容情報
生存能力に長けた魚たちの驚きの世界!
約400年生きる、「脊椎動物界のご長寿さん」ニシオンデンザメや、奄美大島沖の海底でミステリーサークルをつくりメスにアピールするアマミホシゾラフグ、口から水を吹き出して昆虫を落とすテッポウウオ……など、遠い海で生きる魚たちのさまざまな生存戦略を紹介。
ウツボそっくりに化けるシモフリタナバタウオや、砂や小石に擬態するカレイ、植物になりきるカミソリウオなど、華麗な変身術を持つ魚は巻頭カラーページで特集。
さらに養殖ウナギはほとんどオスであることや、フナ(ギンブナ)はオスがいなくても出産することなど、身近な魚の知られざる生態についても言及。
人類の英知を超える生命の不思議に驚愕する1冊。
【編集担当からのおすすめ情報】
捕食者から身を守ったり、逆に自らのエサとして狙う生物に気づかれないよう、ある生物が他の生物や無生物(砂や石など)に化けることを「擬態」といいます。魚は擬態の名人です。岩にしか見えないオニカサゴや、枯れ葉のようなリーフ・フィッシュなど、モノクロのページでは伝わりにくい写真を、巻頭のカラーページに載せました。ぜひ、ご覧ください。
井田 齊[イダ ヒトシ]
著・文・その他
内容説明
約400年生きるニシオンデンザメ、奄美大島沖の海底でミステリーサークルをつくりメスにアピールするアマミホシゾラフグ、ウツボそっくりに化けて敵を遠ざけるシモフリタナバタウオ…など、川や海で生きる魚たちのさまざまな生存戦略を紹介。さらに、養殖ウナギはほとんどオスであることや、フナ(ギンブナ)はオスがいなくても産卵することなど、身近な魚の知られざる生態についても言及。人類の英知を超える生命の不思議に驚愕する一冊。
目次
第1章 ウミヘビやイカは魚なのか―魚の分類と名前
第2章 海底温泉から超深海まで―魚たちのすむところ
第3章 魚の世界のガンマン、園芸家、釣り師―エサをとる戦略
第4章 育メン、魚では当たり前―産卵・育児の方法
第5章 変装の達人たち―身を守る技術
終章 身近な魚が消えてゆく―魚とのつき合い方を考える
著者等紹介
井田齊[イダヒトシ]
1940年、東京生まれ。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了(農学博士)。東京大学総合研究博物館助手、北里大学水産学部助教授、教授を経て、現在は同大学海洋生命科学部名誉教授。この間、岩手県大船渡市博物館専門委員などを歴任。専門は魚類分類学・生態学。現在も海外の沿岸魚類相の研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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