小学館新書<br> コンビニ店長の残酷日記

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小学館新書
コンビニ店長の残酷日記

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098252527
  • NDC分類 673.8
  • Cコード C0295

出版社内容情報

驚くべきコンビニの内幕と人間模様を大公開

日本全国に5万店以上あり、原則24時間、365日営業で飲食料品はもちろん、日用品からペットのエサまで必要なものは大抵揃う。各種サービスも豊富で、もはや、コンビニなしの生活など考えられない。
ただ、その分、従業員への負担は増える。多忙な上に次々と登場する新サービスのマニュアルをすべて覚えるのは至難の業だ。その中でもひときわツライ立場にいるのが店長(オーナー)だ。最近ではアルバイトも集まらず、その分、店に出る時間は長くなる。独立した経営者という立場のため、当然、残業代なんていうものは出ない。人件費を浮かせるために奥さんに頼み込んでシフトに入ってもらうのは当たり前だ。
意外と知られていないが、店頭で売っているおでんやコロッケなどの揚げ物などには「ノルマ」があり、その数字を達成するために自腹を切って、その数字を達成させたりする店もある。そこまでするのは、本部チェーンからやる気がないと見なされて「契約解除」を通告される怖れがあるからだ。
そんなコンビニ店長の哀愁漂う「日記」には、知られざる内情がたっぷりと詰まっている。


【編集担当からのおすすめ情報】
著者の三宮さんは、とにかくコンビニという仕事を愛しています。やりがいも感じて日々、格闘していますが、その中で様々な「事件」に出くわしています。理不尽なお客さんのとんでもない行動や、トイレやゴミを巡る問題に頭を悩ませる姿は現代日本の縮図ともいえます。「街のインフラ」の裏には、驚くべき真実がありました!

第1章 新春から店長は七転八倒
第2章 年度初めも波瀾万丈
第3章 真夏の黒い事件簿
第4章 冬に向かって撃て!

内容説明

日本全国に5万店以上あり、原則24時間、365日営業で飲食料品はもちろん、各種サービスも豊富で、コンビニは今や我々にとって欠かせない存在となっている。ただ、その分、従業員への負担は増える。ひときわツライ立場にいるのが店長(オーナー)だ。当然、残業代なんていうものは出ない。食卓に廃棄弁当が並べられるのは当たり前。恵方巻きなどのキャンペーン商品でノルマ未達だと自腹購入もする。そして、トンデモ客に翻弄される姿には哀愁が漂う。そんなコンビニ店長の奮闘記。

目次

第1章 新春から店長は七転八倒(元日~3月)(年明け最初のお買い上げは194円也;悩ましい雑誌の立ち読み問題 ほか)
第2章 年度初めも波瀾万丈(4月~6月)(コンビニの売上は「立地」で決まる;出店前の研修は軍隊式 ほか)
第3章 真夏の黒い事件簿(7月~9月)(お中元の予約受注に四苦八苦;深夜働く主婦に情が移る ほか)
第4章 冬に向かって撃て!(10月~12月)(お祭りは稼ぎ時;「貸せ貸せ星人」が来襲する ほか)

著者等紹介

三宮貞雄[サンノミヤサダオ]
中核都市の郊外でコンビニ店を営むオーナー店長。大学の経済学部を卒業後、いったんはメーカーに就職するも、会社の早期退職制度を利用して退職。ある大手コンビニチェーンのフランチャイズ店の店長として働いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

113
ウチの奥様がコンビニ店員に最近怒っていた。コンビニの端末で分からないことを聞いたら対応が悪いと。しかし、この本を読めばその理由が分かる。現在、コンビニ店員程、数多くのサービスを抱えている職がどれだけあるか?ナルホド、覚えられないだろう。しかもそれをバイトでも覚えていなくてはならないのだ。その他、売上高−売上原価でなく純売上原価を使う意味やら、オーナーのA・B・C経営方式等、身近で我々の社会に最早なくてはならなくなったこのコンビニというインフラのことを考えるキッカケとなる興味深い本であった。2016/12/29

かわうそ

80
★★★☆☆看板のコンセントを抜いてスマホを充電する人レジの前のチョコを試食品だと思って食う女性、何も買わずトイレある?と聞いてくる人、1日目3回はトイレを借りに来る人など困った客の話は面白かった。つくづくコンビニは大変なんだなと思う。2016/09/28

kinkin

77
コンビニは今、全国で五万店以上あるそうだ。近所にもコンビニ街道のようなところがある。いったいそんなにあっても儲かるのかと考えたことがある。儲かるのはコンビニの本社であって店自体は儲からないというよりも24時間絶えず店を営業してどうにか食べていけるレベルのようだ。この本はそんなコンビニの店長がその「サービス」とその過剰さのあまり店で起きている実態や珍客、迷惑客、コンビニ会計のカラクリなどを書いている。ただ著者が本当に一人で書いたものか集めた話を構成したものかは不明。コンビニの実態を知るにはよいかも。図書館本2016/07/05

yomineko@ヴィタリにゃん

71
もう、本当に大変そうで💦💦💦経済学部ご出身という事で数字に強く、細かく分析しておられるのが素晴らしいです✨コンビニにたまに、いや、よく出没するどうしようもないお客。売れないのに商品をゴリ押しして来るスーパーバイザーに怒りを覚えます。私は旅行に行った時しかコンビニを使わないのですが、これからはもっと利用しよう!という気持ちにさせてくれました。体を壊さない様に、と願うばかりです。アーメン。。。2021/11/27

したっぱ店員

61
コンビニバイト経験有りなので興味深く手に取る。タイトル「残酷」から想像されるような厳しく辛い話ばかりでなくてほっとした。著者のやわらかい人柄が伝わるような文章で、この店長の元でならスタッフも働きやすいのでは。一番興味深かったのはフランチャイズシステムのぼったくりが凄いというところ。「残酷」なのはその部分。ハードな仕事に比する報酬をきちんとあげて欲しい。2016/06/20

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