小学館新書<br> 外交の大問題

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小学館新書
外交の大問題

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098252367
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

鈴木宗男が激白、 外交の秘話と舞台裏!

北海道足寄町に生まれ、政治家にあこがれた少年は、後に代議士となり、北方領土問題に力を注いでいく。歴代首相らの努力もあり、少なくとも二島の返還は目前のところまで来るが…。国策捜査で議員辞職するまで、唯一の「外交族」と呼ばれた外交政策通、鈴木宗男が明かす、外交問題の秘話と舞台裏! 北方領土問題をはじめ、イスラム国の邦人人質問題、安倍首相の地球儀外交、クリミア問題、尖閣問題などについても持論を激白する!
さらに 盟友・佐藤優氏との対談も収録。イスラム国からはじまる核の脅威、ドイツを疑う米国、中国の空母保有問題、韓国の何が危険か、など目からうろこが落ちる、国際情勢のウラ話を語り尽くす!

(本書の構成)
第一章 イスラム国の事件とキルギスの事件
第二章 政治家になるまで
第三章 空飛ぶ政治家
第四章 北方領土問題
第五章 鈴木宗男事件とこれからの外交
特別対談 佐藤優×鈴木宗男 「いまの世界をどう読むか」


【編集担当からのおすすめ情報】
鈴木宗男氏は、講演の名手です。この本は講演をまとめたものではなく、打ち合わせを重ねてつくりましたが、鈴木氏の語り口のうまさは健在です。北方領土のうちの2島に関しては、あと少しで返還されるところだったという内容自体はもちろん、プーチンの心をゆさぶるくだりや、「ゴルバチョフの頭のあざが、北方四島に見えた」という鈴木氏の表現のうまさも必見です。ぜひ、本書でご確認ください。また、佐藤優氏との対談は、驚く話ばかり。スパイ小説に出てくるような秘話や、韓国のナショナリズムについての明晰な解説など、見所満載の対談です!

内容説明

北方領土返還交渉の舞台裏を始め、イスラム国の邦人拘束事件、尖閣諸島問題について等、日本外交を鈴木宗男が熱く語る。佐藤優氏との対談も収録。イスラム国と核問題、ドイツを疑う米国、中国の航空母艦保有についての考察、韓国の危険性等、驚愕の秘話を明らかに。

目次

第1章 「イスラム国」の事件とキルギスの事件(「イスラム国」による邦人殺害;湯川さんの約束と後藤さんの渡航;パスポート返納命令と海外渡航の自由 ほか)
第2章 政治家になるまで(鈴木宗男の原点;足寄町大誉地;政治への興味 ほか)
第3章 空飛ぶ政治家(国家の基本は四つあり;空飛ぶ政務次官;外務政務次官 ほか)
第4章 北方領土問題(橋本首相とエリツィン大統領;大チャンスだった川奈会議;露呈した詰めの甘さ ほか)
第5章 鈴木宗男事件と、これからの外交(「鈴木宗男事件」;娘・貴子の立候補;松山千春さんと佐藤優氏 ほか)
特別対談 佐藤優×鈴木宗男「いまの世界をどう読むか」(安倍首相とプーチン大統領;ドイツを疑うアメリカ;いまのドイツをどう見るか ほか)

著者等紹介

鈴木宗男[スズキムネオ]
1948年、北海道足寄町生まれ。拓殖大学在学中から故・中川一郎氏の秘書を務める。83年、衆議院議員に当選。第2次橋本内閣で国務大臣北海道・沖縄開発庁長官、小渕内閣で内閣官房副長官を務める。2002年6月、あっせん収賄容疑で逮捕される。05年8月、新党大地を結成。09年9月、衆議院外務委員長に就任。10年9月、実刑判決が確定し、12月に収監。11年12月、仮釈放される。現在、新党大地の代表として政治活動や、講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

非日常口

33
小泉政権がB層を狙い支持率を取り資本主義を加速させ、一部の勝者以外は格差問題の渦中に落ちていく新自由主義時代を作った。鈴木氏は外務省の弱体化を危惧しているが、ネットにより小さな世界の中にいる人も発言可能な現在、ますます日本人の平均的な学力は下がるのではないか。メディアが叩いた森総理は素晴らしく、メディアが持ち上げた小泉政権を酷評している本書はメディアのB層への影響を示唆する。米盗聴問題、メルケルの生い立ち、サウジとパキスタンの関係。沖縄と鈴木氏の関係を考えると沖縄の記述がもっとあっても良いと思う。2015/07/20

非日常口

31
アメリカの盗聴に関してのニュースが出てる (甘利氏、盗聴「想定して交渉している」 TPP交渉:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASH843HNXH84UTFK005.html )が、この話がウィキリークスで出る前に、本書は発売されている。 そして、本書の中で総理がプーチン大統領に電話がかけられない理由に「アメリカの盗聴がある」というやりとりがあり、この後のジョークが秀逸。つまり、最初から民はともかく政府はわかって動いてたということだと思う。2015/08/04

緋莢

20
中川一郎の秘書から政治家となり、北方領土返還交渉に深く関わった政治家・鈴木宗男。その後、“国策捜査”によって実刑判決を受け、2017年まで公民権停止ながら新党大地の代表として精力的に活動する鈴木宗男が、イスラム国や尖閣諸島、竹島など長年の政治家経験から、現在の外交の問題を探る。2015/09/08

onasu

15
先日、佐藤優氏を読んだので、こちらも、てセットじゃあないのだけど。  例の事件で、出所はすれど2017年まで公民権停止。無実の罪に…、との主張には、そういう可能性も否定はできない。米国の不利益になりかねない、派手な活動をした政治家は、政治生命が危うくなるという事例。氏の意気軒昂なことは言祝ぎたい。  内容は…、大問題というより回顧録。まだそういう気じゃないなら、構成ミスなんでない?  終章の佐藤優氏との対談のみ今。中国には空母を建造させておけば安心、てのは新鮮。ムネオさんも、一冊は読んでおいてもいいか。2015/08/07

masabi

14
タイトルに反して半分は鈴木宗男の自伝的外交論となっていることに注意する必要がある。経歴、容貌から冷酷な人物に思われているプーチンの意外な温かみを感じさせるエピソードもある。後半は鈴木宗男と佐藤優の会談。両氏は対露交渉に携わっていたこともあり、ロシアとの友好関係が日本のエネルギー事情や対中国の安全保障の観点にも資すると考えているようだ。あとは外務省がこれからの外交にきちんと戦略を立て臨めるのかについての疑問だ。日本人の体質の変化や基礎学力の低下を危惧する。2015/07/10

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