出版社内容情報
AV業界の内幕を抉る驚愕のルポルタージュ
アダルトビデオは性行為を晒すことで対価を得るメディアである。ビデオデッキの普及、バブル時代とリンクして、AVは急速にメジャーになった。当時は、女優のギャラは安く、メーカーだけが巨額の利益をあげていた。怪しい人間が跋扈し、女優らを食い物にしていた輩も少なからずいた。
バブル崩壊と時を前後して盟主であった村西とおる監督率いるダイヤモンド映像が倒産。混沌とした中でセルビデオが登場、それまでのレンタルAVと対立の構図ができあがる。ここで何が起こったか?想像を絶するような出来事が頻発していた。そして、衝撃の結末を迎える。
現在はどうか。かつてのビジネスモデルは崩れ、簡単に利益が上がらない構図となっている。当然、女優のギャラは下落する一方で労働量は増え、求められる技術は過激の一途を辿っている。そんな業界にも関わらず、AV女優になりたい女性の応募が殺到。今や人気単体女優は容姿端麗であることは当然、一流大学在学中といった付加価値のある女性でなければ採用されないのが現実だ。
村西とおる、松本和彦、安達かおるといった時代を引っ張ってきた監督や現役女優や男優らが実名で登場。内幕を赤裸々に語る。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者の中村さんは長年にわたり、AV業界を見続けてきたスペシャリストです。様々な経験をし、多彩な人脈を持っています。今回、AV業界をビジネスという視点で描いたのが本書です。私自身、AV業界を取材したこともありましたが、全く知らない驚きの事実が多数、含まれています。かつて「現役女子アナのAV出演」が話題になりましたが、それで驚異の売上げが立ち、出演の真相も明らかにしています。35年のAVの歴史を知ることができる一級品のドキュメントです。
内容説明
アダルトビデオというメディアが誕生して34年という時間が経った。バブル時代、世の男性たちに圧倒的な支持を受けたAVだが、時間や世の動きとリンクしながら変化していった。その過程で当初のビジネスモデルは大きく変わり簡単に収益の上がらない構造になっている。黄金期、2000年代、そして現在と未来。AVビジネスはどのような運命を辿るのか。携わっている有名監督や女優など、キーマンたちへの綿密な取材を重ねた衝撃的なルポである。
目次
第1章 儲かりまくった狂乱の日々
第2章 AV業界の周辺に暗躍する怪しい面々
第3章 モザイクの向こうのAV女優
第4章 「毎日セックス漬け」AV男優という職業
第5章 「レンタルvsセル」逮捕者続出の仁義なき戦い
第6章 国境を超えるアダルトビデオ
著者等紹介
中村淳彦[ナカムラアツヒコ]
大学卒業後、編集プロダクション、出版社を経てノンフィクションライター、代表作に『名前のない女たち』シリーズがあり、劇場映画化もされる。高齢者デイサービスセンターを運営していたが手を引き、ノンフィクション、ルポルタージュを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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