小学館101新書<br> これが本当の「忠臣蔵」―赤穂浪士討ち入り事件の真相

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小学館101新書
これが本当の「忠臣蔵」―赤穂浪士討ち入り事件の真相

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098251346
  • NDC分類 210.52
  • Cコード C0221

出版社内容情報

現在最新の史料で実証する赤穂事件の真相

歌舞伎界では『仮名手本忠臣蔵』は「独参湯」(効果絶大とされた気付薬の名)と呼ばれ、打てば必ず当たる興業とされてきた。小説やドラマ・映画などでも、いまだに毎年必ずといってよいほど、さまざまな視点で描かれた作品が発表されている。しかし、それらは後世脚色された物語としての赤穂事件である。
本書では、赤穂浪士討ち入り事件の発端となった浅野内匠頭による江戸城松の廊下での刃傷から、討ち入り事件後の浪士たちの切腹の顛末、さらには事件の後日談までを、ひとつひとつ原史料にあたりながら、歴史事実として検証していく。
吉良上野介は内匠頭に賄賂を要求したのか? 内匠頭の辞世とされる和歌は本物か? 大石内蔵助は祇園で遊興にふけっていたのか? 上野介を討ちとったのは誰か? 浪士たちの切腹のありさまはどうだったのか……。
2011年末、著者自身が鑑定した新発見の史料「茅野和助遺書」をまじえ、わかりやすく「正確に」、赤穂事件のすべてを解き明かす。江戸文化歴史検定関連図書、「江戸検新書」シリーズの第3弾。


はじめに

第一章 刃傷松の廊下?ドラマの始まり?
一 殿中にて刃傷事件発生
二 即日切腹の浅野内匠頭
三 浅野内匠頭、刃傷のわけ

第二章 赤穂城開城明け渡し?動揺する旧赤穂藩士?
一 急報、赤穂に届く
二 籠城か、切腹か、揺れる赤穂藩
三 堀部ら江戸強硬派、赤穂へ
四 赤穂城明け渡し
五 ひと月遅れの浅野内匠頭の法要

第三章 江戸急進派と大石内蔵助?討ち入りか、御家再興か?
一 大石内蔵助の山科隠棲
二 浅野家再興運動
三 動きはじめた江戸急進派
四 延引論に傾く上方同志

第四章 御家再興運動の挫折?討ち入りの決意?
一 大石内蔵助の遊興
二 円山会議
三 神文返し

第五章 討ち入り前夜?さまざまな思い?
一 大石内蔵助の江戸潜入
二 続出する同志の脱盟
三 赤穂浪人たちの手紙
四 討ち入り日決定

第六章 吉良邸討ち入り?本懐を遂げる?
一 吉良邸乱入
二 屋敷内での戦闘
三 吉良上野介の首
四 泉岳寺引き揚げ

第七章 四十六士切腹?浪士たちのその後?
一 浪士たちの四家お預け
二 四十六士の切腹
三 吉良左兵衛の処分と浪士の遺族
四 四十七士における「義」のありかた

あとがき

引用史料・文献、参考資料
赤穂事件関連年表


山本 博文[ヤマモト ヒロフミ]
著・文・その他

内容説明

歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』により、日本人の心性に深く根を下ろす「赤穂浪士討ち入り事件」。しかし、物語ではない、史実としての詳細は、意外に知られていない。二〇一一年末に著者自身が鑑定した新発見史料「茅野和助遺書」をはじめ、残された調書や手紙・日記などを徹底的につきあわせていくことで浮かびあがる、事件の真相。赤穂事件をわかりやすく、正確に解き明かす!「江戸を学ぶ、江戸に学ぶ」江戸検新書、第三弾。

目次

第1章 刃傷松之廊下―ドラマの始まり
第2章 赤穂城明け渡し―動揺する旧赤穂藩士
第3章 江戸急進派と大石内蔵助―討ち入りか、御家再興か
第4章 御家再興運動の挫折―討ち入りの決意
第5章 討ち入り前夜―さまざまな思い
第6章 吉良邸討ち入り―本懐を遂げる
第7章 四十六士切腹―赤穂浪人たちのその後

著者等紹介

山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科を卒業、同大学院修士課程修了。文学博士。専攻は日本近世史。現在、東京大学大学院情報学環・史料編纂所教授。『江戸お留守居役の日記』で第四〇回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佳音

64
はっきり間違っているところがある。浅野家覚書資料を取り寄せて確かめたから間違いないだろう。著者がどうでもいいと思っているところは、史実に緩いことがわかりました。2020/01/12

フク

18
図書館 丹念に史料を読み解き赤穂事件を明らかにしていく。結論を読むと一周回って帰ってきたような気がするが。まあいい。2019/09/03

ロビン

14
TVで放送していた忠臣蔵の特番に触発されて一読。大河ドラマ『元禄繚乱』を観ていたし、年末にやるドラマも観ていたのであらましは知っており、赤穂浪士たちの自分の命を懸けて武士の筋を通す姿に打たれていたのであるが、ちゃんと関連本を読んだことはなかった。本書は資料に基づきながら殿中での刃傷事件から四十七士の切腹とその後までが描かれていて、読者に寄り添った良い新書だと感じた。人間どのみち一度は死ぬのだ。討ち入りに参加しなかった浪士たちは後ろ指を指され苦しい人生を送った。命を懸けるべき時に決然と死ぬ勇気を思う。2024/12/13

nagoyan

10
優。忠臣蔵にまつわる様々なエピソードを歴史学の立場から検証していく。さて、著者は、義士たちの行動原理を、武士として行わなければならない道徳の実践にあると考えている。自分が武士である以上は、やらなければならないことと感じたということ。江戸過激派においては、主君の仇討ということであったかもしれないが、国元多数派においては、喧嘩両成敗法が曲げられた結果、傷つけられた武士(藩)の面目の回復であった。彼らを駆り立てのは義務感であり、その義務を果たすために一身をなげうつ自己犠牲の精神に大衆は共感を寄せた。2019/05/23

書斎六尺

10
事件の時上野介は脇差しに手を掛けなかった。従って喧嘩とは言えず当時の法から切腹は間違ってはいない。では内匠頭の動機は何か。赤穂浪士が討入り上野介を討った動機は。内匠頭が上野介に殺された訳ではないのに仇討ちか。綱吉が浪士達に切腹を命じたのは何故か。それを浪士がどのように受けとめたのか。当時の世相はどう考えていたのか。この本はこれらの疑問に答えるものであるが、それは結局当時の武士が武士としてどのような考え方をしていたかという問題に換言される。また逆に赤穂事件から当時の武士の考え方や覚悟を知る事ができる良書だ。2012/06/27

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