出版社内容情報
テロ、無差別殺人、天災など、尋常ならざる死が増える現代、グリーフケア(死別による悲嘆のケア)を誤ると残された者にも悲劇が。葬式無用論が高まる中、悲劇の実例を出して語る「遺族のための正しい葬式必要論」。
内容説明
死別の悲しみから心を病み、崩壊していく―そのような心の病が現代病としてクローズアップされています。それを避けるためにあるのが、グリーフケア。そして、「葬式」こそがそのスタートラインです。葬儀とは、大切な人との死別体験者が立ち直るために、必要な要素を満たすもの。だから、「悲しみの儀式としての葬儀」は要るのです。グリーフケアとエンバーミング(死化粧)の日本における第一人者が説く「遺族のための葬式必要論」。本書は「時代にそぐわない葬儀なら要らない」という、葬儀仕分けの勧めです。
目次
序章 「悲しみに」うまくつきあえない時代
第1章 今、遺された人の「心」はどう扱われているか
第2章 「悲しみの儀式」はなぜ大切か
第3章 これからどんな葬儀をすればいいのか
第4章 どうやって支えればいいのか
終章 「死」は人のつながりを再生する
著者等紹介
橋爪謙一郎[ハシズメケンイチロウ]
1967年、北海道生まれ。ピッツバーグ葬儀科学大学卒業、ジョン・F・ケネディ大学大学院にて修士号取得。カリフォルニア州で2年間の葬儀社のインターンシップを経て、2001年エンバーマーライセンス取得(EMB8712)。米国での実務経験と知識を持つ、グリーフサポートとエンバーミング普及の第一人者。ドラマ化もされた漫画『死化粧師』のモデルでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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