小学館101新書
お父さん、「葬式はいらない」って言わないで

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098250851
  • NDC分類 385.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

テロ、無差別殺人、天災など、尋常ならざる死が増える現代、グリーフケア(死別による悲嘆のケア)を誤ると残された者にも悲劇が。葬式無用論が高まる中、悲劇の実例を出して語る「遺族のための正しい葬式必要論」。

内容説明

死別の悲しみから心を病み、崩壊していく―そのような心の病が現代病としてクローズアップされています。それを避けるためにあるのが、グリーフケア。そして、「葬式」こそがそのスタートラインです。葬儀とは、大切な人との死別体験者が立ち直るために、必要な要素を満たすもの。だから、「悲しみの儀式としての葬儀」は要るのです。グリーフケアとエンバーミング(死化粧)の日本における第一人者が説く「遺族のための葬式必要論」。本書は「時代にそぐわない葬儀なら要らない」という、葬儀仕分けの勧めです。

目次

序章 「悲しみに」うまくつきあえない時代
第1章 今、遺された人の「心」はどう扱われているか
第2章 「悲しみの儀式」はなぜ大切か
第3章 これからどんな葬儀をすればいいのか
第4章 どうやって支えればいいのか
終章 「死」は人のつながりを再生する

著者等紹介

橋爪謙一郎[ハシズメケンイチロウ]
1967年、北海道生まれ。ピッツバーグ葬儀科学大学卒業、ジョン・F・ケネディ大学大学院にて修士号取得。カリフォルニア州で2年間の葬儀社のインターンシップを経て、2001年エンバーマーライセンス取得(EMB8712)。米国での実務経験と知識を持つ、グリーフサポートとエンバーミング普及の第一人者。ドラマ化もされた漫画『死化粧師』のモデルでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamakujira

4
葬儀屋の回し物が書いたわけじゃなくて、グリーフケア、つまり遺族の心のサポートについて考察する内容だった。最近増えている直葬で悲しみを消化できずに苦しむ遺族の話からは、葬式は別離の儀式として遺された者にこそ必要なのかと思うけれど、豪華な葬式をしてもあわただしく追われて悲しむ暇もないままだったりすると同じこと、要は見送る側の意識の問題だな。直葬だって散骨だって、生前から遺族とともに準備をしていれば故人の遺志を尊重できるだろうし、故人の満足を思えば遺族も癒されるはず。やっぱり葬式はいらないな。 (★★☆☆☆)2017/03/18

kokoroniboken

1
悲しむ者達がいる人はやはり葬儀をするべきなのかな。それならば納得のいく葬儀にするためにエンバーミングで時間の余裕を作るべき。2012/07/07

nn

0
現代の葬儀事情を知れて興味深かった。自分が「死者を送る」ということについて、一面でしか捉えられていなかったことに気付いた。2015/02/23

benry

0
エンバーミング2010/10/16

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