出版社内容情報
政治家、マスコミ、スポーツ界、モンスターペアレント、草食系男子に婚活女子、はたまたウォール街、米大統領、独裁者……「恥の殿堂」（Ｈａｌｌ ｏｆ Ｓｈａｍｅ）で顕彰されるべき世界の恥を一刀両断する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
5
欧米は罪の文化、日本は恥の文化といわれるが、欧米の神の前での罪の観念に対し、日本は世間の中での恥の観念を持っていた。 名誉の反対語の一つが恥である。武士は主人の名誉に傷をつけてしまうと、切腹し、死をもって謝罪した。それほど武士にとって恥という不名誉は避けねばならないものであった。 忠臣蔵の四十七士の心の中にあった最大のトゲは恥の観念であったろう。それは命すらも超越する。 戦後間もない日本にもまだ恥の文化は残っていた。私が子供の頃は、学校で「恥を知れ」と先生から叱られたものである。2018/06/21
トダ―・オートマタ
5
恥の側面から、日本や世界の問題を書いた本。 日本とアメリカの批判を中心にやっている。 だいたいのことに同意できるが、個人的に本書の違和感があるところが 草食系男子のことを批判して「セックスでオスの本能を磨け」と書いているのに、クリントン元大統領のスキャンダルを恥をしているのは少し変だと思う。 あと、麻生元総理は「何もしなかった」というのは 言いすぎであると思うし、マスコミの批判でアメリカの大統領の政治以外の 致命的な批判をやめ、大統領の誇りを守るのはいいと書いているので少し厳しすぎると思う。2011/11/25
星辺気楽
2
凡人は清貧という言葉を信じて、慎ましやかに生きていけということですね。でも権力の恥知らずな横暴には断固、抗議したいと思います。2015/06/12
星辺気楽
1
日本は本来、本音と建前の国。そして何をしても「勝てば官軍」。やはり、清貧というのは下々の言葉。お上は何をしても許される。だれが責任をとるの？2013/05/03
ppenngino
0
落合信彦は年とっても変わらないな。すごい人だ。2010/01/04
