出版社内容情報
NHK語学番組でおなじみのマーシャ・クラッカワーが、ネイティブ・スピーカーをマネた英語の問題点を指摘。美智子皇后陛下や緒方貞子氏が話す「品位ある英語」や日本人にふさわしい英語の話し方・学び方を指南する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜子
19
世に英語関連の書籍が大量に出回っているため目新しさはなかったけれど、近年の英語一択重視に疑問を感じる私には説得力ある内容ではあった。日本人の英語学習法は英文法をベースに中学・高校で土台をつけ、そこから日々積み重ねていくことによって地に足がつくとしている。流暢に話すことよりも主張する力を養うことを重視されている点は、日本人が苦手とする面の指摘をしっかりされていました。2018/06/27
hiromura
14
英会話ができるようになるために簡単な方法を見つけようとするけれど、この本を読んで考えが変わった。結局は毎日言いたいことを書くことが大切。音読も読み返すことも大切。子供向けサイトなどを読んで、わからない単語を使っての例文づくりなど、やっていこう。英語のために費やした時間が力になるはず。ずっと足りてなかった。2018/04/05
RmB
9
ごく当たり前のことが書いてある本こそ、再読する価値があるのだと思います。2020/10/14
P
5
外国語に慣れるという意味では早期英語教育はいいことであるが、中学高校で文法の勉強をまとめてしっかりしないと正しい英語を使えるようにはならない。正しい表現で自分の意見をしっかり語れるかどうか。日本語で言うことから始めたほうがよさそうだ。2018/02/18
Naota_t
4
★3.1/きちんとした英語を話そう、と言うのがマーシャ氏の要旨だ。「私が残念に思うのは、ネイティブスピーカーのように”カッコよく喋りたい”と言うことに気を取られるあまり、肝心の中身や、文の作り方などが、どうも疎かになっている人が多い」「ネットが言葉に汚染されたInterneteseの英語ではなく、自分がきちんとした人間であることを証明できるような英語を話していただきたい」とのこと。ついついフランクな英語を話しているのを聞くと真似したくなる。著者は”you know”も使わない方がいいと言う。そうします。2023/05/20