小学館101ビジュアル新書
セーヌで生まれた印象派の名画

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098230174
  • NDC分類 723.05
  • Cコード C0271

出版社内容情報

かけがえのない「いま」を永遠にとどめる

きらめく光、吹き抜ける風、さざめく水面、そして人生を謳歌する人々の姿・・・・・・。
かけがえのない「いま、この瞬間」を、移ろいゆく光とともに、カンヴァスの上に永遠にとどめておくための印象主義。その技法と様式は、セーヌ川流域で生み出され、育まれました。
印象主義とは、モネやルノワールら巨匠たちの「新しい美意識」が、「描かれた場所」と「描くための技法・様式」と結び付くことによって誕生したのです。
モネ、ルノワール、シスレー、ピサロ、マネ、モリゾ、ゴッホ、スーラ、セザンヌ、ギヨマン、カイユボット、そして、黒田清輝、梅原龍三郎、浅井忠、土田麦僊、小野竹喬、和田英作・・・・・・セーヌ川に魅せられた印象派とその周辺の巨匠たち、そして日本人画家たちの名画は、具体的にどのようにして生まれたのか?
印象派研究の第一人者である著者が、美麗な図版80点あまりを縦横に比較しつつ、印象派の誕生とその展開の理由をわかりやすく説明する、新しいタイプの印象派入門書。


島田 紀夫[シマダ ノリオ]
著・文・その他

内容説明

かけがえのない「いま、この瞬間」を、移ろいゆく光とともに、カンヴァスの上に永遠にとどめておくための印象主義。その技法と様式は、セーヌ川流域で生み出され、育まれました。モネやルノワールら印象派の巨匠たちの「新しい美意識」が、「描かれた場所」と「描くための技法」と結びついて、いかにして名画を生み出したのか。黒田清輝や梅原龍三郎ら日本人画家たちへの知られざる影響を含め、印象派研究の第一人者である著者が、美麗な図版の数々を縦横に比較しつつ、わかりやすく説明します。

目次

はじめに―セーヌの印象派
第1章 印象派の種が蒔かれた土地―ロワン川とフォンテーヌブローの森
第2章 風景画から読み解く時代の変化―マルヌ河岸とパリ
第3章 印象派の聖地―アルジャントゥイユ
第4章 印象主義が生み出された場所―シャトゥーからブージヴァルへ
第5章 セーヌ川にたどる近代絵画の流れ―サン・ジェルマン・アン・レーからル・アーヴルへ
第6章 セーヌ川に魅せられた日本人画家

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

June

24
島根県立美術館でポーラコレクション展を鑑賞してそれを機会に購入した本。美術館横の宍道湖に沈む夕日の情景は素晴らしかった。才能があったなら絵に残したいと思うのかもしれない。印象派の画家たちが生きていた時代、宗教画や神話画が高く評価され、風景画の価値は低かった。自分たちの生きている時代の日常である風景画を描きたいという画家たちの情熱と努力で、後に風景画は美術界で市民権を得ることになる。画家がその時感じた、光の広がり、大気の振動、天気の変化、季節の移り変わりを、次回鑑賞時はもっと感じてみたい。2016/05/06

m

7
印象派の絵画鑑賞のために。タイトルの通り河岸の絵画が多く魅力的。難しいことが書いてあるわけではないのに、なぜか文章が頭に入ってこなかった。絵画とその説明文が必ずしも同じページにあるわけではないので行ったり来たりと忙しかった。著者がブリヂストン美術館の館長であると最後のページで知った。先日ベスト・オブ・ザ・ベスト展に行ったので偶然にびっくり。2015/05/28

H2A

6
フランス印象派のセーヌ川にちなんだ名画の数々を、描かれたスポットごとに紹介。手頃な価格でカラーのため、紹介される絵が基本的に明るく鮮やかな色合で惹かれる。文章の方も余計な思い入れなく淡々と綴られるので目障りにならない。前に読んだ『セーヌ川とパリ』と内容が少し被るが、絵が景色だけでなく、当時の風俗も写し出している。読み物以上にプチ画集として楽しめた。2012/08/18

ヴァンさん@NEWマンガ雑誌の読書会

5
東京ステーションギャラリーの展覧会には、いわゆる印象派はあんまり関係ないんだろうけど、再考する意味でもと手に取りました。 が、いや、専門的(笑。あとがき読むと、絶版本を新たにしたものだそうで。「セーヌ川といえば、アルジャントゥイユとラ・グルヌイエールのモネとルノワールの競作が有名よね」ぐらいの意識だと、何書いてるか全然わかんないみたいな本。卒論でモネ作品にあたりまくったけど、それだけじゃまだまだだと思い知らされる本ですが、それよりも面白い。私もですが、風景画が好きな人は、地理が好きなんだろうな~とか。2013/06/05

4
箱根、ポーラ美術館に行って来ました。モネ展と、レオナール・フジタの未発表作品の公開。見応えありました! 復習の意味でこの本を購入。2013/08/25

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