出版社内容情報
大脳半球の優位性を研究する中で、日本人が、言語に限らず音認知の仕方についても西欧人とは異なる機能を持っていることに注目し、日本人の精神構造、自然の特異性を解明する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
16
最晩年の湯川秀樹博士が、シンポジウムにおいてさかんに興味をもって発言されていることに注目した。右脳ブームを巻き起こした角田説のその後の進展が私にはよくわからないが、少なくとも脳の機能については、単純な左右別というわけではなさそう。しかしこの本に紹介された実験結果自体は、今でも有効なのではないかと思う。薄い本なので読み返してみたい。2016/02/18
yuri
1
脳の発見からの関連で読んだ。音や言語を感じるのに文化の違いがあることを実験で証明している。意識できないレベルでの音の認知の違いで言語の習得や音楽の鑑賞に差がでてくるのではという話。興味深い。 ただ、実験の説明が多いので読むのがつらい。2014/05/06
-
- 和書
- ばしん!ばん!どかん!