出版社内容情報
作家と出会う 作家も出会う
大反響の「GOAT」に姉妹誌が誕生します。
その名も「GOAT meets」。読者が作家たちと出会う場として、そして作家自身が新たなテーマと出会う場として、7月24日に船出します。
第一特集は、金原ひとみ氏、朝吹真理子氏による「韓国文学を旅する」――芥川賞作家が、イ・ラン氏ら韓国人クリエイター、チェ・ヘジン氏やペク・スリン氏ら韓国人作家と邂逅し、その取材体験を書き下ろし小説として発表する前代未聞の試みです。
・女優・唐田えりか氏のインタビュー「表現者として必要なことは韓国から学んだ」、韓国の人気作家チョン・セラン氏、映画監督・山中瑶子氏による特別寄稿もお楽しみに!
ジャンル横断にも積極的に取り組みます。漫画家今日マチ子氏には、名著『cocoon』から15年の節目として、戦後80年の沖縄を訪れ、その風景を描き下ろしてもらいます。そのほか気鋭のライター・ワクサカソウヘイ氏による「タンザニア巨大見聞録」、そして、闇文芸四天王(!)も登場するという噂。
■執筆予定
小佐野彈、小田雅久仁、乙一、小泉綾子、櫻木みわ、愼允翼、白川優子、滝口悠生、中山祐次郎、乗代雄介、星野智幸、李琴峰……(敬称略)
【編集担当からのおすすめ情報】
「GOAT meets」が扱う作品は、小説やエッセイ、ノンフィクション、さらには詩、短歌まで幅広いです。さらには、それらの作品を写真や現代アートとともに編み込むことで文芸の可能性に挑戦! 紙の雑誌ならではの、さまざまな「ミーツ」をお届けします!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竹園和明
39
このムックは『GOAT』の特別版。金原ひとみと朝吹真理子が編集部と訪韓し非武装地帯の視察やイ・ランとの対談を経て寄せた短編作、チョ・ヘジンらとの対談、チョン・セラン他多くの作家が寄稿した短編作など、盛りだくさん!。その金原氏『海とか蝶とか怖い夢とか』を収載。訪韓した主人公シュンが現地で会ったミンジュと交流、韓国の徴兵制やデモの様子を見聞きし、身近な戦争に激しく慄くとともに、怒りや憤りを行動に移す事を敬遠する日本人を顧みる様子が描かれる。日本は平和に牙を抜かれてしまった?。視察の活かし方がさすがだね。2025/08/13