出版社内容情報
読みきかせに最適な日本伝承むかし話の絵本。
そら豆の腹には、どうして黒い筋が通っているのかを伝える、いわゆる、いわれ話。ユーモラスな味わいがあります、和紙をつかったはり絵で人気がある中村有希氏が、お話の楽しさをひきだします。
内容説明
『そらまめとわらとすみ』は、『さるのおしりはなぜ赤い』、『くらげにはなぜ骨がない』といった昔話と同様にその理由をおもしろく語るもので「もののいわれの話」として分類できます。まるで、でたらめのような説明でありながらも、わらは火(炭)に弱く、火は水に弱いことを生活の知恵として学び、おなかに黒い筋のあるのがそらまめと認識できます。しかも他人の失敗を笑うことのおろかさまでも戒めているのですから、そのお話づくりのたくみさには舌をまかざるを得ません。4~5歳。
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- 和書
- 黄昏の人 - 津田左右吉