出版社内容情報
朝日のお初。木の芽のお初。春のお初。お初の抱っこ。「世界はまいにち生まれたて」をキャッチフレーズに、生き物のお初をみずみずしいネイチャー写真と工藤直子さんの楽しい言葉でつづります。
工藤 直子[クドウ ナオコ]
著・文・その他
ネイチャー・プロダクション[ネイチャープロダクション]
写真
内容説明
世界はまいにち生まれたて。お初のフォトポエム絵本。
著者等紹介
工藤直子[クドウナオコ]
1935年台湾生まれ。詩人、童話作家。生きものたちのささやき、つぶやき、ぼやきを書き留めた愛情あふれる作品は、小学校の国語の教科書などにも度々登場し、早くから多くの子どもたちの心をとらえていたが、漫画家の松本大洋氏との共作が話題となった『こどものころにみた空は』(理論社)で、若者の心もがっちりつかむ。作品の執筆のほかに、講演会、趣味の家庭園芸、ハープ演奏、味噌作り…と多忙な日々を送る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
72
手許に置きたい一冊です!どこが好きなの?と聞かれたら、まるごと好きですと答えるしかありません。
パフちゃん@かのん変更
67
「おはよう」の「おはっ」かと思ったら、「お初にお目にかかります」の「おはつ」でした。どの写真も新鮮で美しく、工藤直子さんの詩も温かくて好き。「さようなら」という別れの綿毛の中から「こんにちは」という出会いの芽が出ました・・・という綿毛の種から芽が出ている写真がいい。かまきりの赤ちゃんが振り返ってキリギリスと見つめあっているのもいい。ほかにも可愛い生き物の赤ちゃんの写真も多く癒されます。工藤直子さん、若い人だと思っていたら、1935年生まれ。今年で80歳になられるのですね。2015/10/07
榊原 香織
56
写真に詩、というのもやれそうな気がする。 接写がすごいので、この写真はマネできそうにないけど2021/12/24
lonesome
47
いろいろな「おはつ」があって、よくこんな瞬間を写真に撮ることが出来たなあと感動してしまう写真や思わずフフフと笑みがこぼれてしまうような写真に工藤さんの瑞々しく優しい詩がとても素敵な効果を上げている。見渡せばあちこちに新鮮な驚きや不思議なものに溢れていて、それにいつも好奇心を持って素直な気持ちで驚いたり興味を持てる心でありたいなと思う。工藤さんの詩はリズム感があって躍動的で、ワクワクする言葉の連なりから新しい命の芽生えの生命力や生きることに対する肯定感や前向きさが感じられてとても魅力的だ。2015/01/02
Shoko
22
図書館本。読友さんご紹介本。キラキラ。ピカピカ。生まれたての「おはつ」。なぜだか涙が出てくるような。それくらい感動的な「おはつ」の瞬間。この感じには覚えがある。赤ちゃんを見た時に感じる胸が愛おしさと感動でギュッとなる、あの感じに似ています。春を迎えた今の季節にぴったりのフォトポエムでした。2021/02/26