出版社内容情報
アートは自由で楽しい!と子供に伝わる絵本。
ベラスケスの描いた王女の肖像ってお見合い写真だったんだよ、ルノワールと竹下夢二の女の人どっちが好き?と、話を聞いているうちにクリムトからマティスまで鑑賞できちゃう、子供のための新美術鑑賞ブック第3弾。
目次
音が消え時間が止まったみたいだ―フェルメールの『青いターバンの少女』
おすましした麗子ちゃん―岸田劉生の『麗子像』
お見合い写真のようなもの―ベラスケスの『マルガリータ王女』
女の子だけのひそかな時間―ローランサンの『ふたりの少女』
なかよしの女ともだちだ―クリムトの『エミーリエ・フレーゲの肖像』シーレの『3人の少女』
会ってみたいな―マリソルの『女性たちと犬』
色を重ねたりはみださせたり…ウォーホルの『危機に瀕している種』
同じ時代を生きる―ウォーホルの『レディースアンドジェントルメン』
ウォーホルに挑戦
青と白だけの絵―クラインの『人体測定ANT66』〔ほか〕
著者等紹介
結城昌子[ユウキマサコ]
武蔵野美術大学卒業。理論にかたよらない、名画との楽しいつきあい方を提案するアートディレクター。絵本作家。著書に『ゴッホの絵本』に始まる『小学館あーとぶっく』シリーズ(現在10巻刊行中・第47回小学館児童出版文化賞受賞)などがある。翻訳・構成を手掛けた『紙の町のおはなし』で第48回産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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22
初版2002年。発想の転換がすごい!美術の分野に正解はなくて、作者がこれだ!と思ったものが正解、という感じなのかな。色使い、筆使い。様々な作品に「うーん」となりながら読みました。幅の広い発想力に、感動します。2015/03/21
志
15
1巻2巻が借りられていたので、3巻から読みました。名画を、小学生でもわかるぐらい簡単に紹介していきます。広く浅い感じですが、絵や画家に興味を持つきっかけになると思います。個人的には、3巻は聞いたことのない画家が多くてびっくりしました。2015/06/05
遠い日
5
岸田劉生の『麗子像』、ベラスケスの『マルガリータ王女』、ローランサンの『ふたりの少女』などなど、有名絵画の紹介と簡単な解説が続くうちウォーホルが登場、現代アートに。続いて彫刻作品(ニーベルソン、アルマン)、これがすばらしい。 カンディンスキーとマティスの抽象画まで。色と形の簡単なテキストブック的な本。こだわらずに自分の観たいように観られるのが、いい。2013/03/17
しろくま
2
シリーズですが、3館から。先日、子どもたちが美術館デビューをしました。小さい頃からこのように分かりやすくアートに触れられるといいなと思います。美術館で観たローランサン、ウォーホル、カンディンスキーなどの作品もあり親近感。その他、フェルメールクレー、マティス、クリムトなど。もう少し子どもが大きくなったら一緒に読みたいです。2016/09/29
みかりん
2
みんなのひらめき展覧会、スゴい!感心します。みんなみんな芸術家だ!2014/10/10