出版社内容情報
いちご色の波、青い植物たち…元気な色が踊りだす、夢のマティスホテルへようこそ。
世界の名画を絵本を読むように親子で楽しめる「あーとぶっく」シリーズの最新刊。マティスの色鮮やかな作品が飾られたホテルの部屋を訪ねていくお話にのって、マティスの絵の世界の核心に楽しくせまっていきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
105
本物のマティスの絵を見たらどんな感じ方をするのかな。明るい色使いと大胆なタッチ。本で読んでいてもなにかワクワク感がたまらない。マティスは部屋の中が好きだったのだろうか。今でいうインドア派だったのだろうか。s女性の絵も多く描いているようだ。ふくよかな女性がすきだったのかな。「金魚」とタイトル付けられた絵。これが一番気に入った。マティスの金魚らしく鮮やかさでやられた・・・図書館本2022/02/18
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
105
シンプルなカタチと鮮やかな色彩。当時の批評家に「野獣のようだ」と酷評されながら、自ら『野獣派=フォーヴィスム』と名乗る気骨の画家・マティス。もしマティスの絵がホテルだったら……という設定で作られた絵本。1号室(『開かれた窓』)は緑と赤の装飾、2号室(『青い窓』)は涼しげな青のインテリア。「青を引き立てるには黄色が欠かせない。青と黄色を引き立てるには赤が欠かせない」と語ったというマティスの世界は色彩のダンス。全7室のおもてなし。ハッピーになること間違いなし。小学館あーとぶっく第10巻。1998年6月初版。2016/04/29
Willie the Wildcat
58
『マティスとルオー展』鑑賞後に、ショップで立ち読み。こんなホテルあったら確かにいいなぁ。(笑)色彩も鮮やかで、さりげない作品紹介。ポイントは、やはり「窓」ではなかろうか。窓から見える風景と、絵の中の人物と読者の視線の交錯。私なら2号室「青い窓」に泊まりたいかな。絵画鑑賞後の更なる美感の刺激にもってこいだった。2017/03/18
きりこ
31
色彩の調和が美しい作品を数々生み出したお気に入り画家のマティス。晩年過ごしたレジナホテルは創作の場であり趣味を楽しんだお気に入りのホテルだったそう。「夢のマティスホテル」開いてみると1号室は野獣派と呼ばれるきっかけとなった絵「開かれた窓」の部屋。陽光に照らされた波に揺れるヨットが見える。晴れやかな気持になれそうな部屋。テラスに「金魚」のいる4号室が一番素敵♪しばらく滞在したい、というかマティスのように住み着いてしまいたい(^0^)と、妄想気味。しばしリゾート気分に浸れた愉しい絵本でした。 2013/07/20
メタボン
23
☆☆☆★ マティスのはっきりとした色使いが好き。何故だか心が和む。2016/07/28