出版社内容情報
たくましい女性像、白い馬、神の歌…。南の島から美しい絵手紙が届きます。
「勇気を出して旅に出たら、そこは南の島だった」フランスの後期印象派の画家ゴーギャンは、重厚な線と輝かしい色彩で島の生活をいきいきと描いた。「はだしになって、はだかになってゴーギャンの世界を楽しもう」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
96
【小学館あーとぶっく】シリーズ。1848年パリ生まれ。幼少期をペルーで過ごしたゴーギャンは、船乗りから軍隊生活を経て、妻子のためにサラリーマンを10年続けた。35歳で画家になる決意をし、家族と離れ放浪生活に入る。ゴッホとの共同生活は2カ月で解消し、足を向けたのがタヒチ島。この本で紹介されている作品の多くが彼の地で描かれたものだ。身体を壊すまで描いた作品は認められず、やがて失意の生涯を閉じる。太古の暮らしの中で描いた作品群の素朴な力強さほどには、強く生きられなかったのかもしれない。1995年11月初版。2016/05/07
メタボン
21
☆☆☆★ ゴーギャンの素朴で開放的で明るい画風が良い。2017/01/28
しろくま
15
このシリーズ大好きです。ペルーで幼少時代を過ごし、35歳までサラリーマン生活、そしてそこから画家へと転身。ゴッホとアルルで2か月共同生活を送ったこともあるゴーギャン。そしてタヒチへ!生き方も作品も独特。この本に載っている作品だけでなく他の作品も観てみたくなりました。2018/11/16
ringring2612
4
娘の小学校に有った。こんなに素敵な蔵書があるなら、廊下に置くだけではなくて授業でも活用してほしいと思ってしまった。2014/06/22
りるふぃー
2
ゴーギャンというと今まで小説"月と6ペンス"の強烈な印象しかありませんでした。風景よりも タヒチの人々の肉体美を描きたくて描いているようにも感じました。今回のあーとぶっくには 遊び心があまり感じられませんでした。2017/05/23