出版社内容情報
動物や、恋人がふわり…。ふるさとの思い出が画面いっぱいにとび回る。
バイオリンひき、曲芸師、動物たちが天使のように自由に飛び回るシャガールの絵。愛妻ベラとの恋物語を軸に、代表作「私と村」をはじめとするシャガールの作品を情緒豊かに紹介する画集絵本。
内容説明
バイオリン弾き、曲芸師、動物たちが自由に飛び回るシャガールの絵。愛妻ベラとの恋物語を軸にして、代表作「私と村」などを紹介する画集絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
99
【小学館あーとぶっく】シリーズ。バイオリン弾き、花束、動物たち、花嫁……お気に入りのモチーフを幻想的なタッチで描いたシャガール。ふわりとした浮遊感は、ピカソやマティスの影響を受けたとも、シュールレアリストに影響を与えたとも伝えられるが、独自のスタイルを貫いている。1887年、白ロシア(ベラルーシ)生まれ。ユダヤ教徒だが多神教の教えを受けて育つ。1910年、パリに出て、モディリアーニやスーチン、キスリングなどと共同のアトリエに住み『エコール・ド・パリ』と呼ばれた。シャガールの蒼は大好き。1995年5月初版。2016/05/04
恭子
39
シャガールが描くのは、まるで夢のなかの物語のような不思議な絵。2013/11/04
めがねまる
33
シャガールといえば、馬、青い背景、サーカス、空を飛ぶ恋人たち。夢がそのまま形になったような幻想的な世界の絵描き。しかし、こんなに優しい絵を描く人だとは思っていなかった。故郷を愛し妻を愛し、悲しい事も嬉しい事も経験した全てを映し出した絵は、彼の心の中を覗き込んだようで、その美しさに圧倒される。最初の妻ベラと過ごした喜び、戦争の暗い影、ついに帰ることのなかった故郷への変わらぬ愛。繰り返し登場する動物たち、サーカス、花束、恋人達などの姿に、当時の純粋な感情が溢れ出し、私達の心に直に注ぎ込まれているようだ。良書。2016/06/19
メタボン
27
☆☆☆★ 恋人たちの幸せな高揚感が伝わってくる。愛妻ベラをそんなに早く亡くしていたのかと初めて知った。ベラが亡くなったあとの絵は非常に悲しい。2016/11/13
kinkin
25
空にふわりというサブタイトル通り、魚・花嫁・時計・動物たち・バイオリンにろうそくといったシャガールの好きなモチーフが不思議な色合いで描かれている。空にふわり・・・・重力を感じさせない絶妙のあ。サブタイトルだ。やさしくわかりやすい解説も魅力。2014/04/16
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