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出版社内容情報
山姥に襲われた小僧さんがお札を投げると。
山姥が出るという山に栗拾いに行った小僧さんは、和尚さんの心配通り、おそろしい山姥に捕まってしまいます。
和尚さんのくれた三枚のお札を使って、逃げる小僧さん。お札を投げて、大きな砂山を出現させたり、大きな川で邪魔をしたりしますが、山姥はそれでも追いかけてきます。かろうじて小僧さんはお寺に逃げ帰ることができました。
山姥をむかえた和尚さんは、知恵を使って、山姥を退治します。さて、それはどんな方法だったのでしょうか?
あまりなじみのないお話に思われますが、実は日本全土で語られてきている昔話です。
千葉 幹夫[チバ ミキオ]
著・文・その他
早川 純子[ハヤカワ ジュンコ]
イラスト
内容説明
むかしむかし、山にくりひろいにいったこぞうさんが、おそろしいやまんばにつかまってしまいました。こぞうさんは、おしょうさんにもらったさんまいのおふだに、ねがいをたくして、ひっしになってにげますが…。
著者等紹介
千葉幹夫[チバミキオ]
1944年、宮城県生まれ。児童書編集者を経て、創作活動に入る。日本の妖怪研究にも力を注いでいる。第33回講談社出版文化賞絵本賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
29
何度読んでも楽しい童話です。今回はまた違うバージョンで。こぞうさんをなかなか入れてあげない和尚様に娘さんドキドキ。こらしめられたのかな?しかし和尚様のおなかが爆発しないでよかったよかった。2020/03/24
ほんわか・かめ
19
和尚さんは山姥の存在を見越して三枚のお札を授けたんだよね。小僧さんが息を切らして助けを求めて戸を叩いているのに、和尚さんののんびりした受けこたえにずっこけそうになるよ。緩急あって面白い。〈2010/小学館〉2023/11/28
魚京童!
16
千葉幹夫だった。さっきのもそうだ。ことばがひっかからない。いい言葉を選ぶ。長いけど。でもつられて読んでしまうよね。こういう人が大事だと思う。無駄のないことができるって素晴らしい。読ませるって素晴らしい。絵がなんかカワイイのが残念だ。もっと山姥してほしい。でもなんで山姥って恐れられているんだろうね。食べられるだけじゃん。2020/02/25
サウスムーン
11
昔話を学習する今の時期に合わせて1年読み聞かせ。やまんばのせいか、皆集中力ハンパない。ラストでクスクス。じわじわくるようで余韻が何とも良かった。2016/12/06
あおい
10
山に栗拾いに行きたい小僧さんはやまんばが出るからだめだと和尚に言われてもきかない。まんまとやまんばに捕まった小僧は和尚さんからもらったお札を使い…このやまんばの絵は迫力がありながらもユーモラス。2022/08/31