出版社内容情報
お父さんと子どもが一緒につくる対話絵本
「おとうさん、あそぼう」「なにしてあそぼう?」「えをかきたい」「それからおはなししたい」……子どもが、お父さんに語りかけ、お父さんが答えて、一緒に絵を描いて遊ぶ。はじめに線を描き、丸を描き、色をつけ……。お話しをつくる。
親子の創作は、どんどん形を変えてふくらみます。
本作品は、お父さんと子どもとの対話の絵本です。日本画家の小島敏裕さんと、三人の娘さんとの合作です。
子どもは、三歳の誕生日を迎える前後に、突然意味のある形を描き始めます。小島さんによりますと、それは、何かのまねでなく、何ものにもとらわれない“直感的な絵”ということです。小島さんは、その迷いのない線を、和紙に写して日本画に仕上げました。今回は、その繊細でありながら、自由でのびのびと描かれた絵に、童話作家の工藤直子さんが、文をそえました。
お母さんと子どもとの絵本は、たくさんありますが、お父さんと子どもとの対話をもとにした絵本は、あまり見かけません。お父さんの子育て参加が盛んな昨今にぴったりの絵本です。
【編集担当からのおすすめ情報】
これまでにないユニークなスタイルの父子の対話絵本です。オビには、糸井重里さんが推薦文を寄せてくださいました。
「自由ってものを、教えるのは難しいけれど、どちらかがが先にやっていれば、片方も見よう見まねで覚えてしまうもの。お父さんと、子どもとどっちが先?」という内容のコメントです。
お父さんと子どもが、線と言葉を使って“自由”につくった絵本です。この本をきっかけに、読者の方もお子様と対話しながら、“自由”にお話しをつくってはいかがでしょうか?
内容説明
おとうさんあそぼう。よしきたなにしてあそぼう?えをかきたい。よしきたではおとうさんはえにいろをつけよう。それからおはなししたい。よしきたではおとうさんはおはなしをきこう。日本画家のお父さんとむすめさんとのたのしいおしゃべりから生まれた絵本。
著者等紹介
工藤直子[クドウナオコ]
1935年台湾生まれ。10歳のとき、敗戦とともに日本に引きあげる。お茶の水女子大学卒業。博報堂のコピーライターを経てフリーに
こじまがらん[コジマガラン]
本名、小島我乱。1958年名古屋生まれ。山口大学卒業。その後1年半イタリアに留学。曽祖父からの家業を継ぎ、イタリア料理店「タヴォラアミーカ榮楽亭」のオーナーシェフを務めるかたわら、日本画家としても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。