内容説明
心で感じ、頭でわかる神秘の日食!光りかがやく太陽と、見えない月が空の一点で交わっておきる神秘の現象、それが日食です。この本では、日食がおきるしくみの科学的な説明や、日食の神話を読むことでさまざまな面から日食を楽しめます。さあ、きみもページをめくって日食の世界へ旅立とう。
著者等紹介
寮美千子[リョウミチコ]
東京生まれ。1986年、毎日童話新人賞最優秀賞。絵本、小説、ノンフィクションと、幅広く活躍。2003年、国際天文学連合が小惑星8304を「Ryomichico」と命名。2005年、『楽園の鳥』(講談社)で泉鏡花文学賞受賞。科学と神話を融合させた世界観を持つ本格ファンタジー小説『夢見る水の王国』(角川書店)が話題に。奈良在住
佐竹美保[サタケミホ]
富山県に生まれる。多彩な作風で、多くのファンを魅了する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
63
図書館で見つけた児童書。どうして日食が起こるのかその仕組みと神秘さ、これからの日食が起きる日時とともに日本神話、アイヌの神話、インドの神話から日食にまつわるものが紹介されている。日食にしろ月食にしろ先人たちはその現象について畏怖ととともに太陽の偉大さを感じたに違いない。今まで意識して日食を見たことがなかった。次回の日本での皆既日食は2036年、生きているかどうか・・・・・ω・2016/11/14
とよぽん
27
寮美千子さん、こんな科学的な本も書くなんて、守備範囲が広い。「空のまんなかに、まっ黒な太陽があった。太陽は生きている。皆既日食のたびに、見えるコロナの形がちがう。」太陽は生きている、と再認識した。日本・アイヌ・インドの神話も、古代の人々と太陽の関係が見えてきて、科学と神話が違和感なくつながった。そして、この絵本は、絵が非常によかった。科学的な説明、神話の雰囲気、どちらも絵が文章の理解を助ける素晴らしい力をもっている。佐竹美保さんという画家。2019/03/21
遠い日
12
佐竹美保さんの絵に惹かれて。黒い太陽……日食の科学。科学的な説明はもちろん、理路整然と、そして易しく理解しやすい。古代から人間を畏れさせた日食にまつわる昔話が印象的。わたしも学生の頃、旧ソ連での日食を見たことがあるのだが、本当に急に熱が失われ、闇に突入していく感覚はなんとも形容し難いものだった。2017/05/01
pocco@灯れ松明の火
12
はりま天文台公園園長ご推薦&日食昔話:日食時の周りの変化を絵で。あの金環日食を観察時の気温変化や影の変化を改めて思い出す。日食関連の昔話を3つ。インドのアムリタのお話は初めて知ったので新鮮。>>昔話中心か、日食話を中心にするか、欲張りすぎた絵本。 日食観測時の風景の変化の捉えた絵が充分雰囲気を出しててよかった。2012/05/24
まみっち
6
5月21日の金環日食、絶対見た~い!!日食用のめがねも買ってもらいました。ワクワク!2012/04/19
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