内容説明
たからものをさがしに、たびにでたヒメちゃん。でも、たからものがどんなものだったか、わすれてしまいました。さあ、ヒメちゃんは、たからものをみつけることができるでしょうか?そして、ヒメちゃんのたからものって、いったいなんなのかしら。
著者等紹介
荒井良二[アライリョウジ]
1956年、山形県生まれ。日本大学芸術学部卒業。1997年『うそつきのつき』(文溪堂)で小学館児童出版文化賞、1999年『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ国際児童図書展特別賞、2000年『森の絵本』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、2005年には児童文学界のノーベル賞とも称されるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど、日本を代表する絵本作家のひとり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keroppi
63
ヒメちゃんはたからもの探しに出ますが、どんなたからものだったか忘れています。オバケや、ボールや、オージくんが、たからもの探しを手伝います。絵日記のような絵も楽しい絵本です。たからものは、やっぱりコレでしたね。2022/10/03
ひめか*
45
絵本ギャラリーにて。荒井さんの作品の数々を見て、真っ先に目に付いたのがこの絵本。だって私「ヒメちゃん」ですから笑。自分のニックネームをこんなに大きく書かれたら開かずにはいられないし、絵本の中でたくさんヒメちゃんって呼ばれて嬉しくなる。自分の宝物は何か忘れてしまったヒメちゃん。それを一緒に探してくれてこれじゃない?って言ってくれるオージくんの健気さがまた好き。優しくて素直で純粋で。ヒメちゃんにとって一番大切なものは”物”ではないのだと気づくエンドが素敵。宝物は一番近くにあるもの。可愛くて愛が詰まった作品。2015/07/11
山田太郎
39
オージ君がかわいそうだと思いました。なんか絵がごちゃごちゃしててイマイチ好きじゃないんだが、娘は気に入ってる。2016/01/08
えり
28
世界には魅力的なものが沢山あるけれど、自分にとって本当の宝物を見つけるまでは絶対に妥協をしない姿勢。それが、道を経て辿り着いた答えを、より一層輝くものにしてくれるのかも。ヒメちゃんを追いかけるオージ君の健気さがなんとも優しくて、素直に良いなぁって思えました♪2014/03/26
momogaga
13
表紙に惹かれて思わず手に取ってしました。たからもの探しの旅!!行く先々で思わずニッコリしてしまう場面ばかり。さいごはお決まりの内容でしたが、心に残る秀作でした。オージくんもけなげですね。少しは見習わなければ。2015/08/10