出版社内容情報
ベストセラー絵本作家なかやみわと、期待の新人作家みゆきりかのコンビが贈る名作絵本『ばすくん』が、新装版として待望の復刊。続編にあたるかき下ろし新作『ばすくんのおむかえ』とともに同時発売。長い間、町中で働き続けてきた「ばすくん」。しかし次々と新型バスがあらわれ、一番の古株となってしまいました。馬力もスピードもないけれど、お客さんの笑顔のために一生懸命走り続けるのですが、ある日山奥へと運ばれ、思わぬ仲間たちと出会うことに…。 心やさしい「ばすくん」と仲間たちの出会い、交流、またバスとして走り続けたいがゆえに、揺れ動く「ばすくん」の心……。感動の絵本大作を2冊合わせてお楽しみください。
みゆき りか[ミユキ リカ]
著・文・その他
なかや みわ[ナカヤ ミワ]
著・文・その他
内容説明
ばすくんはろせんばす。おきゃくさんをのせて、まいにちはしります。ばすくんは、おきゃくさんのえがおをみるのがたのしみでした。大型ポスター「ばすくんまっぷ」つきの創作絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
24
古いものが大好きな一家なので、このバスが可愛くてたまりません。また動物たちの絵が可愛いんだなあ!最後ニッコリできるお話です。でも人間って勝手よねえ。2017/07/28
けんちゃん
23
保育園で、2歳児と一緒に読む。乗り物大好きな男の子がよく持ってくるのですが、長いお話だし、内容的にも切ないです。う〜ん、わかっていないだろうなぁ…でも新型バスとばすくんの違いはしっかり見抜いていて、笑ってしまいました。山の中とはいえ、放置されてしまうってどうなの?とあまりしっくりきませんでしたが、機会があれば続編も読んでみたいと思います。2012/07/28
かおりんご
22
読み聞かせ(72)子供リクエスト。ばすくんが可哀想という声、声、声。切ない話です。最後は一応ハッピーエンドなんだろうけれど。これはシリーズになっているんですね。他の本を持ってくると言ってくれた子がいました。ちょっと長いです。2017/06/21
ごんたろう
19
お客さんの笑顔を見るのが幸せな路線バスの話。ついに古くなり、山奥のバス会社に売られる。さらにその後、森の中で捨てられてしまう。これは不法投棄である。しかし本書を純粋にファンタジーとして読んでみよう。解体は死、放置は延命である。それを素直に喜ぼう。後に、動物たちが集まり、バスに乗る。バスくんは再び幸せを得る。私達はここに人生の老いを重ねて読むことが出来る。一度現役を引退し、誰からも必要とされなくなった。しかし次は第二の人生が始まるのだ。表紙のバスくん。行先は「こころ行き」バスが最後に到着するのは温かい心か。2014/12/16
りーぶる
15
ばすくんシリーズの最初。普通捨てる??不法投棄なんだけれども。そこが釈然としないので、私はあまり好きになれないシリーズなのですが、娘は楽しいようです。(3歳4か月)2019/11/04