出版社内容情報
ベストセラー絵本作家なかやみわと、期待の新人作家みゆきりかのコンビが贈る名作絵本『ばすくん』が、新装版として待望の復刊。続編にあたるかき下ろし新作『ばすくんのおむかえ』とともに同時発売。長い間、町中で働き続けてきた「ばすくん」。しかし次々と新型バスがあらわれ、一番の古株となってしまいました。馬力もスピードもないけれど、お客さんの笑顔のために一生懸命走り続けるのですが、ある日山奥へと運ばれ、思わぬ仲間たちと出会うことに…。 心やさしい「ばすくん」と仲間たちの出会い、交流、またバスとして走り続けたいがゆえに、揺れ動く「ばすくん」の心……。感動の絵本大作を2冊合わせてお楽しみください。
みゆき りか[ミユキ リカ]
著・文・その他
なかや みわ[ナカヤ ミワ]
著・文・その他
内容説明
ばすくんはろせんばす。おきゃくさんをのせて、まいにちはしります。ばすくんは、おきゃくさんのえがおをみるのがたのしみでした。大型ポスター「ばすくんまっぷ」つきの創作絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
131
人間なんて身勝手なもの。バスくんがかわいそうと思ってくれる子は、間違いなく優しい子。バスくんを置き去りにしたレッカー車が酷いことする思った子は正義感の強い子。そして、最後のシーンでバスくん、良かったねと思った子は、やっぱり優しい子。なかなか、しっかりした物語の道徳的な絵本。悲しさと優しさを兼ね備えた大人も楽しめると絵本だと思う。2025/06/10
たまきら
24
古いものが大好きな一家なので、このバスが可愛くてたまりません。また動物たちの絵が可愛いんだなあ!最後ニッコリできるお話です。でも人間って勝手よねえ。2017/07/28
けんちゃん
24
保育園で、2歳児と一緒に読む。乗り物大好きな男の子がよく持ってくるのですが、長いお話だし、内容的にも切ないです。う〜ん、わかっていないだろうなぁ…でも新型バスとばすくんの違いはしっかり見抜いていて、笑ってしまいました。山の中とはいえ、放置されてしまうってどうなの?とあまりしっくりきませんでしたが、機会があれば続編も読んでみたいと思います。2012/07/28
Yemi
23
切なさが残る絵本。子供が巣立ち社会での立ち位置が変わってくる世代にはとても現実的に感じるのではないでしょうか。どんな状況になっても必要とされる場所はある。そう信じられる気持ちを持てたらその後の人生が明るく見えます。ばすくん笑顔になれてよかった。2025/06/19
かおりんご
22
読み聞かせ(72)子供リクエスト。ばすくんが可哀想という声、声、声。切ない話です。最後は一応ハッピーエンドなんだろうけれど。これはシリーズになっているんですね。他の本を持ってくると言ってくれた子がいました。ちょっと長いです。2017/06/21