出版社内容情報
ある日、牛とひきかえに不思議な豆を手に入れたジャック。庭に蒔かれた豆からは、つるがぐんぐんと空までのびて・・・。ひょんなことから宝物を手に入れる少年の物語を、村上勉先生のすてきな絵でお贈りします。
森山 京[モリヤマ ミヤコ]
著・文・その他
村上 勉[ムラカミ ツトム]
著・文・その他
内容説明
ある日、牛と引きかえに、ふしぎなまめを手に入れたジャック。庭にまかれたまめからは、次の日、つるがぐんぐんのびていました。空までつづく、そのまめの木をのぼってみると、そこには宝物をもった、おそろしい大男がいて…。
著者等紹介
森山京[モリヤマミヤコ]
1929年、東京都生まれ。コピーライターを経て、童話の創作活動をはじめる。『あしたもよかった』(小峰書店)で第39回小学館文学賞、『まねやのオイラ旅ねこ道中』(講談社)で第34回野間児童文芸賞、「きつねの子」シリーズ(あかね書房)で第11回路傍の石幼少年文学賞など受賞多数
村上勉[ムラカミツトム]
1943年、兵庫県生まれ。1967年、『おばあさんのひこうき』(小峰書店)で第16回小学館絵画賞など、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
教育出版国語 1年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】 【メモ】豆は古代ギリシャで死者の魂を宿すと言われた。食べると魂が乗り移るとして、当時の哲学者ピタゴラスが食べるのを禁じたほど。古代ローマ時代も同様。豆と霊魂の結びつきは無意識に残り、『ジャックと豆の木』で豆の木を登ると異界に行けたのもそのためだそうです。2015/06/19
海(カイ)
16
【クレヨンハウスにて】村上勉氏の絵だったので。2014/09/04
わむう
14
デンマークの民話「はねてくとんでく」に似ているシーンがたくさんありました。民話の不思議。2017/01/24
いっちゃん
8
ジャック、まぁまぁ悪い。盗んで幸せになるなんて。人くいおに、ジャックに何かしたわけでもないのに、さんざん。改めて読むとすごいお話だな。2019/03/12
猿田彦
2
イギリス民話。ジャックと言う男の子の冒険譚です。乳の出なくなった牛と交換したのは一晩で空まで届く5粒のエンドウ豆。そこに迷わず登って行った。最初は人食い鬼と知らずに登ったが後の2回は承知の上で登った。こんな大胆な行動が出来るのは賢くて勇敢だから。この話が子どもを魅了しない訳はなく4歳の孫は何度も読み聞かせをせがんだ。(教科書紹介本)2023/11/10