感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
49
この絵本は柳田邦男さんの訳によるものです。柳田さんが訳をしたわけがよくわかるような気がします。最近の子供たちに読ませたらどのような反応が返ってくるかと思われます。たぶん受けないでしょうね。私は好きですが、絵も自然の中にいるときの場面のほうが落ち着いていて、娯楽施設などにいるときの色合いはどぎつい感じがします。2015/05/25
り こ む ん
20
大自然で一人で暮らしているところへ、開発の波がやってたお話。彼は、人工的な楽しさを知り、一人で自然と対話していた楽しみも知っている。彼は、結局、自然に帰るだけど、その姿をみて、自分が、子供の頃に想像力をフル回転させて、遊んだ事を思い出して、今のコってどうなのかな?オモチャ有りすぎて、自ら遊ぶってできるのかな?って、考える作品だった。2013/09/14
はしけん
18
絵も刺激的で、良い絵本なんだけど長い…。読み聞かせするなら、二回に分けないとしんどいかな。2013/01/29
Cinejazz
17
〝ぼくは、誰もいない世界の果てで、独りきりで暮らしていた...一日一日が、ゆっくり過ぎ、楽しかった。昔この辺りにあった王国の跡から見つけた古い地図を頼りに、宝を探したり、化石や恐竜の骨を見つけできた。何でも自分の力でやれるぼくは幸せだった。ある日までは・・・〟森の中で自由気ままに生きていた少年の生活が、“夢を叶える事業家”の出現によって、変革を迫られていく。 自分にとって大切なものとは? 自然の恩恵について考えさせられる物語。 🌳2024/02/19
ひめぴょん
14
自分が望むことは何か?みんなと同じでなくてもいい。自分が大切にしたいものにきちんと向き合いたい。そんなことを思う本。商業主義の観光開発が必ずしも悪ではないし、そういうのを望む人もいるだろうけれど、自然の中での暮らしが良いと思う人にそういう場がちゃんと残っていて欲しい。2024/02/24
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