出版社内容情報
ともだちってむずかしい
みんな どこかへ いっちゃった。
そして フランクは ひとりぼっち。
これが、フランクの まいにち。
まいにちが こんなことの くりかえしなんだ。
――でも、きょうは ちょっと ちがった。
ともだちの輪に加わることができない少年フランク。仲良く遊んでいる子たちを遠くから眺めています。家に帰ると、悲しくてなみだが流れます。そのなみだを使って、マーマレードを作る毎日……。フランクが感じる「孤立」をユーモアたっぷりに表現するのは、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞作家のエーヴァ・リンドストロム。さて、フランクの身に、今日はいったいどんな変化が起こるのでしょう。
【編集担当からのおすすめ情報】
抽象的なイラストと簡潔なテキスト、そして余白の多いレイアウトは、まるでフランクの寂しい感情をそのまま表しているかのようです。そんなフランクの気持ちに寄り添った、菱木晃子さんの訳文にもご注目ください。
【目次】
内容説明
みんな どこかへ いっちゃった。そして フランクは ひとりぼっち。これが、フランクの まいにち。まいにちが こんなことの くりかえしなんだ。…でも、きょうは ちょっと ちがった。
著者等紹介
リンドストロム,エーヴァ[リンドストロム,エーヴァ] [Lindstr¨om,Eva]
画家、絵本作家。1952年、スウェーデン中部ヴェステロース生まれ。ヴェステロース美術学校、スウェーデン国立美術工芸学校で学ぶ。1986年より絵本を手がけ、個性的な作品を数多く生み出す。これまでにエルサ・ベスコフ賞、アウグスト賞などスウェーデン国内の数々の児童文学賞を受賞。2022年には国際的に権威のあるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞した
菱木晃子[ヒシキアキラコ]
翻訳家。1960年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、スウェーデンのウプサラでスウェーデン語を学ぶ。1988年、『サーカスなんてやーめた!』(岩崎書店)で翻訳家デビュー。2009年、スウェーデン王国より北極星勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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