出版社内容情報
ともだちってむずかしい
みんな どこかへ いっちゃった。
そして フランクは ひとりぼっち。
これが、フランクの まいにち。
まいにちが こんなことの くりかえしなんだ。
――でも、きょうは ちょっと ちがった。
ともだちの輪に加わることができない少年フランク。仲良く遊んでいる子たちを遠くから眺めています。家に帰ると、悲しくてなみだが流れます。そのなみだを使って、マーマレードを作る毎日……。フランクが感じる「孤立」をユーモアたっぷりに表現するのは、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞作家のエーヴァ・リンドストロム。さて、フランクの身に、今日はいったいどんな変化が起こるのでしょう。
【編集担当からのおすすめ情報】
抽象的なイラストと簡潔なテキスト、そして余白の多いレイアウトは、まるでフランクの寂しい感情をそのまま表しているかのようです。そんなフランクの気持ちに寄り添った、菱木晃子さんの訳文にもご注目ください。
【目次】