出版社内容情報
大切なことをこどもに伝えたい絵本シリーズ
昔むかし、おしゃかさまが、大臣だったときのお話です。
お城の中で王さまに飼われていたぞうのアーナンドは、いつもさみしそうでした。ある日、一匹のやせこけた犬が迷い込んできました。犬は、アーナンドが残したご馳走をガツガツと食べてしまいました。犬は、お城の外の出来事を話してくれます。アーナンドは、やっと元気になったのですが……。
ジャータカ物語とは、おしゃかさまの前世の物語です。おしゃかさまは、前世で動物など様々な生を受け、善行を積んできたから、偉大な仏になったと信じられています。そして、このジャータカ物語は、仏教の教えだけにとどまらず、人間としてのあり方が、寓話性豊かに語られているところから、イソップ、グリムなど世界の説話文学に影響を与えています。
【編集担当からのおすすめ情報】
子どもたちに伝えたい、おしゃかさまのたいせつな教えのひとつを絵本にしました。小さなお子さまから、読み聞かせて欲しい一冊です。
王さまに大事に飼われているぞうと、のら犬の友情物語。ぞうと犬は、全く違う立場ですが、とてもステキな友だちになります。
「友だち」ってどういう存在かを考えさせられます。
内容説明
むかし、インドのおうさまがアーナンドというぞうをかっていました。アーナンドはりっぱなおうちにすみ、おいしいしょくじをもらって、なにふじゆうなくくらしていましたが、ぜんぜんげんきがありません。あるひ、いっぴきのやせこけたいぬがまよいこんできました。なにかじけんがおこりそうですよ。
著者等紹介
中川素子[ナカガワモトコ]
1969年東京芸術大学美術研究科修了。文教大学名誉教授。著書に『絵本はアート ひらかれた絵本論をめざして』(教育出版センター、1991年日本児童文学学会奨励賞)など、絵本論や現代美術論多数
ボロルマー,バーサンスレン[ボロルマー,バーサンスレン] [Bolormaa,Baasansuren]
モンゴル文化芸術大学美術学部卒業。2008年来日、2011年文教大学卒業。現在は日本を拠点に絵本作家、イラストレーターとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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