出版社内容情報
古代中国を起源とする雅楽は、今から千数百年前わが国に将来され、平安王朝文化の中でみごとに日本人の美意識で練り上げられ、今日まで伝承されてきました。本書では、宮内庁所蔵の舞楽装束(装束・甲・冠・面・履物・舞具)と楽器・楽譜をオールカラーで初公開。社寺に伝わる古面・古装束・屏風絵や華麗な舞台写真も多数収録しました。
奈良時代に中国・朝鮮半島から請来された雅楽は、平安王朝の中でみごとに日本の美意識で練りあげられた。以後現在まで宮中の楽人たちを中心に伝承されている。本書は奈良時代からの楽家で、『古事記』編纂の太安万侶の子孫にあたる楽部楽長補多忠麿氏の構成・編集によるもの。華麗な宮内庁楽部の全装束・楽器・舞具はもとより、古美術品・古装束・古面など初公開のものも多数収載した豪華本。