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出版社内容情報
俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一の4人の絵師による、琳派の名作23点(国宝5点、重文5点を含む)を、原寸での詳細部分図とともに掲載。絵師たちの制作意図や超絶な絵画テクニックを解き明かす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
103
小学館の100%シリーズでは名作の一部を原寸大で見られるので、筆跡や色使い、人物の表情もわかり新しい発見がある。琳派の国宝、俵屋宗達『源氏物語関屋澪標図屏風』『風神雷神図屏風』『蓮池水禽図』、尾形光琳『燕子花図屏風』『紅白梅図屏風』の5作品だけでなく、日本にあれば国宝級のフーリア美術館蔵・俵屋宗達『松島図屏風』、尾形光琳『群鶴図屏風』、酒井抱一『三十六歌仙図』も原寸で見られる貴重なビジュアル本。鈴木其一『夏秋渓流図屏風』木にとまっている蝉の細かな描写も見れちゃいます。巻末に所属している美術館の一覧も載る。2022/11/28
シフォン
35
やっぱり琳派が好きだな。俵屋宗達、尾形光琳、酒井包一、鈴木基一の作品が紹介されている。100%は美術館でもみることができない色の違いや筆のタッチを感じることができるところがいいですね。光琳の「富士三壺図屏風」金の波が200%でも鮮明、実物を見てみたい。包一の「波図屏風」は、先日、静嘉堂文庫美術館で観ていいな〜と感じていたところ。宗達の「松島図屏風」光琳の「群鶴図屏風」はフリーア美術館の所蔵品、門外不出とのことだか是非貸してほしい。包一の「秋草鶉図」はお気に入り、鶉のお腹の毛は100%で見るとモフモフ。2023/01/09
森の三時
32
俵屋宗達から尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一まで、琳派の面々の代表作を一部原寸大で鑑賞しようとするもの。私淑による継承と発展。構図、色、配置、装飾、初めて美術館でみたときは、こんなすごいことを昔からやっていたなんて驚きました。今見ても素敵なデザイン。2023/04/09
takakomama
7
屏風に描かれているものを原寸大にすると、こんなに大きい! A4やB4の大きさの本の全体図では見えない細部が見えます。 緻密で美しく、素晴らしさにため息が出ます。俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一の代表作が並んでいます。近年発見された光琳の「富士三壺図屏風」、門外不出のフリーア美術館の「松島図屏風」も載っているのが嬉しいです。 2022/12/14
m
2
展覧会では大混雑の琳派の絵が自宅でじっくりゆっくり観れる贅沢な一冊。宗達の扇面散屏風は今年見たばかりだが、本書でまた新たな発見が多くあった。光琳とクリムトは使う色の彩度が似ている気がする。2022/12/11