日本浮世絵博物館 浮世絵名品１００選

日本浮世絵博物館【監修】

小学館（2020/09発売）

• サイズ B4判／ページ数 178p／高さ 38cm
• 商品コード 9784096823330
• NDC分類 721.8
• Cコード C0071

出版社内容情報

世界最大・最高レベルの浮世絵コレクション

200年余りにわたって収集されてきた日本浮世絵博物館（長野）所蔵の世界最高レベルの約10万点のコレクションから、北斎、歌麿、写楽、広重、春信、国芳など巨匠たちの傑作からあまり知られていない絵師による隠れた名作まで、100点を厳選、すべて新撮。B4判という大型の判型と部分図を活用し、紙地や版木の木目、空摺、雲母摺などの質感まで伝わる高い再現性を実現した、原寸図版を多数含む迫力あふれるビジュアル本です。
気鋭の浮世絵研究者たちによる、最新の研究成果に基づくわかりやすい作品解説と関連テーマに関する興味深いコラム、絵師略伝、浮世絵関連年表、日本浮世絵博物館コレクションの歴史などを収載。一部日英バイリンガル仕様。

内容説明

北斎、歌麿、写楽、広重、春信、国芳ら巨匠たちの傑作から、知る人ぞ知る絵師の隠れた名作まで２００年余りにわたって収集された世界最大・最高レベルの浮世絵コレクションの魅力のすべて。

目次

第１章　美―美しい人を描く（喜多川歌麿―當時三美人　富本豊ひな　難波屋きた　高しまひさ；鳥居清広―巽風　ほか）
第２章　芸―歌舞伎と芸能（東洲斎写楽―三代目大谷鬼次の江戸兵衛；奥村政信―芝居狂言浮繪根元　ほか）
第３章　景―名所と四季風俗（歌川豊春―浮繪異國景跡和藤内三官之圖；歌川豊春―浮繪殷誅王狼煙上圖　ほか）
第４章　奇―物語と奇想（二代鳥居清倍―平惟茂；鳥居清倍―草刈さんろ　ほか）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[アキ]

松本にある日本浮世絵博物館。酒井家のコレクション中心に収蔵品約10万点のうち100点を厳選。海外に数多くの名品があるが、まずは国内でしか見れないものを。1763年鳥居清経の市川團十郎から1859年歌川国貞・今様押捨鏡まで。喜多川歌麿「北國五色墨」切の娘など世界的に希少な作品も、北斎、広重、写楽の有名な作品も、原寸大のもあり、楽しめる。美・芸・景・奇の章から成る。彫師、摺師による錦絵が美しいが、浮世絵の歴史は幕府の規制とのせめぎ合いだったのが、巻末の年表でよくわかる。しばらくは図録で我慢するしかないですね。

2021/01/30

[果てなき冒険たまこ]

浮世絵を大きな判で【美】【芸】【景】【奇】にカテゴリ分けしてまるで展示会のように見せてくれる。実際の作品より大きいんじゃね？くらい大きくて見やすくて細かいところが確認できてガラス越しの展示会より見やすいかも。まぁ摺りの質感とかはなかなかわかんないけど。でも一つだけ。これだけでっかい本なのに解説が巻末にまとめてあるのはどうなんだろ。大きいってことは重いってことだからページをめくるのも大変なのよ。ここは出版社さんにわかっていただきたい。

2022/04/27

[kaz]

何より図版が大きいのが嬉しい。役者絵などは初見のものも。図書館の内容紹介は『北斎、歌麿、写楽、広重、春信、国芳ら巨匠たちの傑作から、知る人ぞ知る絵師の隠れた名作まで。200年余りにわたって収集されてきた日本浮世絵博物館の約10万点のコレクションの中から、100点を厳選して収録』。

2021/01/11