- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 芸術・美術一般
- > 芸術・美術一般その他
出版社内容情報
江戸絵画ブームを興した名著オールカラー版
半世紀前に刊行された『奇想の系譜』が、新たに図版を加え、さらに4色で大きく見せられるレイアウトに生まれ変わりました。また、若冲をはじめ江戸の絵師たちに起こった絵画をとりまく状況変化を各章最後に新原稿として追記しています。
岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曾我簫白、長沢芦雪、歌川国芳。アバンギャルドな絵師たちの江戸絵画を約130点も掲載。
江戸絵画ブームの原点となる名著がオールカラー完全版として新登場!
内容説明
江戸絵画ブームの原点となる名著が、オールカラー完全版として新登場!又兵衛/山雪/若冲/蕭白/芦雪/国芳―アヴァンギャルドな絵師たちの江戸絵画を約130点も掲載!!
目次
憂世と浮世―岩佐又兵衛
桃山の巨木の痙攣―狩野山雪
幻想の博物誌―伊藤若冲
狂気の里の仙人たち―曾我蕭白
鳥獣悪戯―長沢芦雪
幕末怪猫変化―歌川国芳
著者等紹介
辻惟雄[ツジノブオ]
美術史家。1932年生まれ。東京国立文化財研究所技官、東北大学文学部教授、東京大学文学部教授、国立国際日本文化研究センター教授、千葉市美術館館長、多摩美術大学学長などを歴任し、2005年よりMIHO MUSEUM館長を務める(現在は顧問)。東京大学・多摩美術大学名誉教授。2016年に文化功労者に選出され、2017年朝日賞受賞。2018年瑞宝重光章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
99
ちくま文芸文庫版もありましたが、大きい版で読みたいと思い、こちらを選びました。おかげで、文庫版での白黒の画像、頁の開き方次第で絵の細部が見えずにストレスが溜まるなどのストレスがなくなり、嬉しいです。今見てもダイナミックさと先進性が溢れた奇想的な日本芸術を紹介しています。曽我蕭白の伊勢での奇行を評した当時の文章に笑いながらも芸術のための佯狂の可能性があったというのは唸りました。そして歌川国芳の作品に海外絵画からの本歌取りがされていたという点も興味深かったです。2019/05/27
sofia
26
文庫本で読み、カラーを見たいので図書館で見る。(バッグの中に入れるのは文庫本、カラーの絵を見たいなら重たいこちらの本)岩佐又兵衛、蕭白のどきつさはカラーがわかりやすい。又兵衛、山雪は知らなかったのでこちらで色もよくわかる。文庫本には書かれていない「その後のー」の解説や絵も載っている。2024/08/12
とある内科医
23
図書館より。奇想=エキセントリックと言えば、少年ボウイが繋がるのだが、ともあれ眺めて楽しい本。個人的にはどうしても若冲に釘付け。気になって仕方がない。2023/01/03
Makoto Yamamoto
20
友人の勧めでこの書を手に取った。 取り上げられた画家の代表作は実物を鑑賞し、所謂伝統からは外れたような作品が多いが、大いに感動した。 ただ、解説で書かれている内容については必ずしも納得できなかった。 著者の思いと参照された文献等で書かれている内容からは画家の思い等が伝わってこなかった。 単に著者と私の感性の違いだろう。2021/04/22
RASCAL
20
今年の春、東京都美術館で開催された「奇想の系譜展」を見に行った。伊藤若冲目当てだったのだが、岩佐又兵衛、狩野山雪、曽我簫白、長沢芦雪、歌川国芳の作品も正に奇想、アヴァンギャルドな作品群に魅了された。元ネタの本も読んでみたくなったが、かなり高い本だったので、図書館で半年待ち。装丁もきれいで解説も面白く、展覧会の記憶をたどりながら読んだ。満足!2019/10/15
-
- 和書
- ティンホイッスル




