出版社内容情報
主要作品を網羅し、ミュシャの全貌に迫る
日本で根強く、高い人気を誇るアール・ヌーヴォーの旗手アルフォンス・ミュシャ(1860?1939)。流れるような曲線や植物のモティーフと麗しい女性像を組み合わせた彼の作品は、「ベル・エポック(美しい時代)」と呼ばれた19世紀末のパリを華やかに彩り、一世を風靡しました。
しかしそれらの作品のルーツは、チェコ東部モラヴィア地方に生まれたミュシャの、スラヴ民族としてのアイデンティティーにあります。本書では、主要作品を美麗な図版で網羅するとともに、ミュシャ財団の協力のもと、画家の故郷への取材や子孫へのインタビューを通して、数々の名作を生み出したミュシャの深い精神性とその原点に迫ります。
本書は、2013年3月?14年6月にかけて、東京(六本木、森アーツセンターギャラリー)を皮切りに、新潟、松山、仙台、札幌の全国5会場で開催される、ミュシャ財団企画による8年ぶりの大規模な展覧会「ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展」開催を記念して出版されるヴィジュアル・ブックです。
千足 伸行[センゾク ノブユキ]
監修
目次
第1章 パリの華(演劇ポスター;広告ポスター;装飾パネル)
第2章 スラヴの心(民族芸術への回帰;神への思い、故郷への愛情)
第3章 ミュシャの原風景(イヴァンチッツェ;プラハ;ミュシャ・ハウス ほか)
著者等紹介
千足伸行[センゾクノブユキ]
美術史家、成城大学名誉教授。「ミュシャ財団秘蔵ミュシャ展」監修。東京大学卒業、TBS、国立西洋美術館を経て成城大学教授。専門は世紀末を中心とするヨーロッパ近代美術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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